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2020/10/23(金) 11:02
47NEWS 株式会社全国新聞ネット
https://news.yahoo.co.jp/articles/e9f08a19703d0f2c7135761f6823c743137b685a?page=1
死刑囚が拘置施設内で描いた絵画や漫画、創作した詩、俳句などを集めた「第16回死刑囚表現展」が10月23~25日、東京都内で開かれる。
死刑囚がどのように処遇されているかがほとんど明らかにされない中で、作品からはその心境が垣間見える。
死刑が確定すると、死ぬことを想像し、漫画に「恐怖の日々」と書き込む人や内省を感じさせる短歌を寄せる人がいる一方、相模原障害者施設殺傷事件の植松聖死刑囚(30)は文字作品で、意思疎通のできない人の安楽死などを提案し、変化をうかがわせなかった。(共同通信編集委員兼論説委員=竹田昌弘)
■内省を感じさせる秋葉原事件・加藤死刑囚の短歌。表現展の事務局によると、死刑囚23人の作品計百数十点を展示する。
「恐怖の日々」を書き込んだのは堺市で元象印マホービン副社長ら2人が殺害された強盗殺人事件の西口宗宏死刑囚(59)。2019年2月に最高裁で死刑が確定する前は、多数の作品を事務局に送って来たが、確定後の今年は「恐怖」というタイトルの漫画1点だけ。
黒い影から「おう!! 行くか!!!」と声を掛けられて「ドキ!!」とおびえる男性が描かれ「死ぬんなんか恐(こわ)ない!! 死ぬんを想像するんが恐いんや!!! せやから今は〝恐怖の日々〟」と記されている。
大阪府寝屋川市で中学1年の男子生徒と女子生徒が殺害された事件の山田浩二死刑囚(50)=控訴を取り下げて一審判決の死刑確定後、取り下げの効力を係争中=の作品も、死刑の執行を意識した漫画だが、なぜか制服制帽の女性が寄り添っている。
内省を感じさせたのは、7人が殺害された東京・秋葉原無差別殺傷事件の加藤智大死刑囚(38)。
表現展の常連だが「僕の心に親が残した/しつけと称する暴力の傷/それを語れば人のせいにするなと責められ/そこを避ければ己から逃げるなと責められ/どちらにしても責められるとは/生きていることが悪いのか/お望み通り死にますよ/じゃあね」(19年)といった詩を応募したり、自分の作品の講評に対し「言論で僕を殺した貴方(あなた)には死刑廃止を説く資格なし」と大書した紙を送り付けたり、これまでは挑戦的だった。
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