- なんでも
- 山城守
- 21/08/31 11:26:54
画像は大阪府茨木市の採用試験申込フォームである。Q24に注目してほしい。選択肢が口話法、手話法、筆記法しかない。どれも聴覚障碍者のためのコミュニケーションである(http://www.tsukuba-tech.ac.jp/ce/xoops/file/TipSheet/2008/5-ohta.pdf)(https://www.mhlw.go.jp/bunya/shougaihoken/sanka/shien.html)。
Q24の選択肢は「口頭」、「口話法」、「手話法」、「筆記法」とすべきだった。
それができないなら聴覚障害、言語障害の有無を問い、それに「有る」と答えた者に対してのみ「口話法」、「手話法」、「筆記法」を選ばせることもできた。だが茨木市はそれをせず、Q2r4の選択肢を「口話法」、「手話法」、「筆記法」の3つのみとした。「口話法」とは聴覚障碍者が相手の口の動きを読んで発言内容を理解する方法(ttp://www.tsukuba-tech.ac.jp/ce/xoops/file/TipSheet/2008/5-ohta.pdf)であるし、「手話法」は手の動きを言語に置き替えるコミュニケーション方法であるし、筆記法は要は筆談である。どれも聴覚障碍者のためのコミュニケーション手段である。
聴覚障害、言語障害のない人間はQ24に何と答えればよいのだろう。恐るべき不手際、怠慢である。
- 0 いいね