- なんでも
- サンカク
- 21/06/17 04:54:01
慢性疲労症候群の症状がある方に、薬は処方されるのですか?
平畑 漢方薬。それと亜鉛ですね。慢性疲労症候群の症状が出ている患者さんを調べると、亜鉛が非常に不足しているんです。少なくとも7~8割の方が亜鉛不足。
精神科の先生は、「新型コロナ感染症の後遺症で…」と言うと、「後遺症? 違うよ」と否定するケースが多いので、後遺症のことは隠して受診してもらうようにしています。
じつは、後遺症自体の診療でも状況は同じで、まだまだ理解されていない医師が大半だというのが現状です。「気のせいですよ」とか「気の持ちようです」といって患者を帰してしまう。あるいは、慢性疲労症候群に対して、「少し運動してみましょうか」と言ってしまう。しかし、慢性疲労症候群の傾向がある後遺症患者は、散歩などの運動で容易に寝たきりになってしまいます。そういったことがあるので、患者さんに「地元の病院で診てもらってください」とは言えないんです。
さらに後遺症の患者さんを苦しめているのは、周囲の方の無理解です。「なまけているだけなんじゃないか」、「なんでもコロナのせいにして」、「気持ちが弱いだけなんじゃないか」…。そういうことを言われがちで、最悪の場合は仕事を解雇されてしまう。そんな例がたくさんあります。
後遺症の症状が明確に出ている方の半分以上が仕事ができていない印象です。
そうなるとご家族も大変で、ご主人が仕事に復帰できなくて収入が減る。ひどい場合は解雇される。あるいは主婦の方が突然寝たきりになって、旦那さんが介護しなければならなくなる。
とくに深刻だと思うのは、後遺症に苦しんでいる患者さんの中で、20~40代の女性の割合が高いことです。その層は派遣で働いている方が多いので、簡単に解雇されてしまい、経済的に困窮してしまっています。
(一部抜粋)
軽症者の後遺症の実態(前編)
https://humonyinter.com/column/med/med-29/
後遺症患者の二重三重の苦しみ(後編)
https://humonyinter.com/column/med/med-30/
原因不明のだるさに微熱が続く…そんな人は「コロナ後遺症」かもしれない
無症状だと気づきにくい"その後"
https://president.jp/articles/-/46587
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