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- 匿名
- 21/06/05 14:19:20
今年3月より大阪地方裁判所某支部で行なわれている刑事裁判。大阪府郊外の町で金属部品加工の工場を営むヤマモトシュウジ被告(50代・仮名)は町工場の従業員で愛人だったA子さん(40代)の娘であるB子ちゃんに対して「強制わいせつ」「強制性交」を犯した罪に問われている。検察は、B子ちゃんが小学3年生の頃から性被害に合い、自殺を考える程追い込まれていたと指摘、だが、ヤマモト被告は逮捕当時から容疑を否認、B子ちゃんが訴えた性被害も「作り話だ」と供述しているという。
※この裁判では被告人名から被害者が特定される可能性があるため、被害者を保護する観点から「被告人名秘匿」の措置がとられています。本稿でも被害児童の特定を避けるため被告を匿名で報じます。
「わいせつなことをされて……家庭が壊れるから言えなかった」
6月2日に開かれた4回目の公判。午後3時過ぎに、被害者のB子ちゃんに対する被告弁護人側の質問が終わり、B子ちゃんが退廷すると、傍聴人は一度法廷の外に出された。その間にB子ちゃんの母親であるA子さんが入廷し、パーティションを証言台周辺に設置する遮蔽措置がとられた。傍聴人が再び席に着いた後、A子さんがか細い声で宣誓した。
※写真はイメージ ©iStock.com
検察側はまず、A子さんとヤマモト被告の関係性について聞いた。
「付き合っていました。主人の職場関係で知り合いました。主人と被告人の関係は取引先の元請けと下請けの関係です。被告人と知り合ったのは平成23(2011)年頃です。主人は平成24(2012)年に交通事故で亡くなりました。付き合い始めたのはそこから1年後くらいです」(A子さん)
――被告には奥さんがいた?(検察官、以下同)
「はい」(A子さん、以下同)
――不倫関係?
「はい。(距離が近づいたのは、2012年に)主人がなくなって(ヤマモト被告が)『弁護士を紹介したい』と言って、そこからです。主人が亡くなって1年は何もしていませんでしたが、被告人の会社で働くようになりました。付き合うようになって平日は仕事で関係していて休日は旅行に行ったり家に行ったりしました。別宅(※前記事で登場した“別邸”のこと)以外では和歌山の別荘に行きました。
(B子ちゃんへの)わいせつ(行為)を知ったのは、2年前の8月上旬、旅行の前日に私の部屋に手紙が貼られていました。見つけたのは夜の21時ごろです。メモの内容は『お母さん、ごめんなさい。黙っていたことがあります。わいせつなことをされて……家庭が壊れるから言えなかった、ごめんなさい』でした」
1泊目の夜、被告が「子供たちの様子を見に行く」と言って…
A子さんは思わず、嗚咽を漏らした。A子さんが証言している間、被告人席のヤマモト被告は微動だにせず、ただじっと前を見つめていた。A子さんが証言を続ける。
「メモを見て言葉にならなかったです。娘を部屋に呼びました。ジェルを塗られて……お風呂の時に指を入れられたと言っていました」
――指を入れられたときのことについて。
「『お股痛いって言ったやん。あの時、指いれられてん』と聞きました。娘がお風呂から出て『お股痛い』といって、何も言っていないのに被告人が急に『濡れ衣や』と言いました。大阪の別宅で、(B子ちゃんが)小学校高学年のころです」
続いて、検察側は、午前中にB子ちゃんが証言した、繰り返された「強制わいせつ」について、A子さんに聞いた。A子さんは記憶を振り絞って当時の状況を答えた。
沖縄のリゾートホテルでの性被害についてはこう証言した。
https://news.livedoor.com/article/detail/20315338/
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