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- 匿名
- 21/05/20 00:02:19
恋愛リアリティー番組「テラスハウス」に出演していた木村花さんが亡くなった後Twitterで花さんを中傷する投稿をしたとして花さんの母親・木村響子さんが長野県の男性に対し約294万円の損害賠償を求めた民事訴訟の判決が5月19日に東京地裁(池原桃子裁判長)であった。池原裁判長は男性に慰謝料129万2000円の支払いを命じた。
男性から反論は出ず答弁書の提出もなかった。口頭弁論などにも出席せず4月21日に結審していた。
判決文によると東京地裁は響子さんに生じた精神的苦痛に対する慰謝料について50万円と算定。弁護士費用は5万円と算定し、さらにTwitter社などに対する開示請求訴訟で要した74万2000円を合算し、計129万2000円の支払いを命じた。
死去後に中傷ツイート
訴状によると男性は花さんが2020年5月に亡くなった後、「あんたの死でみんな幸せになったよ、ありがとう」「テラハ楽しみにしていたのにお前の自殺のせいで中止。最後まで迷惑かけて何様?地獄に落ちなよ」とTwitterに投稿した。
響さん側はツイートが「極めて強い調子で故木村花氏の行動を批判するものである」と指摘。投稿は花さんに対する侮辱的表現として会社通念上許容される限度を超えており、遺族である響子さんの「敬愛追慕(けいあいついぼ)の情」を侵害しているとして、不法行為に該当すると主張。男性に対し慰謝料など約294万円の支払いを求めていた。
投稿者はTwitter社やプロバイダーへの情報開示請求で特定した。
「ネットリンチが日常茶飯事になっている」
花さんの母・響子さんは自身への中傷も含めネット上の誹謗中傷をめぐって複数の民事裁判を進めている。
その理由について「裁判を通して一つでも多くの事例を残すことで、こういうことが誹謗中傷になるんだとSNSで書き込みをする人の考えるきっかけになってほしいと思っています」と述べており、誹謗中傷の被害をなくすための取り組みを行うNPO法人の設立も予定している。
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