新型コロナ 異タイプで再感染のケースを確認

5月02日　19時34分
NHKニュース

秋田県は、先月以降、新型コロナウイルスへの感染が確認された人のなかに、療養を終えた後に再び感染が判明し、２回目の感染は、最初の感染とは異なるタイプの新型コロナウイルスだったケースがあったことを明らかにしました。
県は、県内でこれまで確認されている「Ｎ５０１Ｙ」と呼ばれる変異とは別の変異の可能性があるとしています。

県によりますと、このケースは、先月以降に感染が確認された人のなかから見つかりました。
一度、感染が確認され、療養を終えた後に再び感染が判明したことから、国立感染症研究所に依頼して解析した結果、２回目に感染した新型コロナウイルスは、最初のものとは異なるタイプだったことが明らかになったということです。
県内でもこれまでに確認されている「Ｎ５０１Ｙ」と呼ばれる変異ではなかったということで、県は、「Ｎ５０１Ｙ」以外の変異の可能性があるとしています。
また、２日は、県内で新たに１２人の感染が確認されたと発表されました。
このうち秋田市では、１０代の男性１人、３０代の男性１人、４０代の女性１人、５０代の男性と女性が２人ずつ、６０代の女性１人、８０代の男性と女性が１人ずつの、１０人の感染確認が発表されました。
秋田市では、繁華街・川反地区にある複数の飲食店の従業員や利用客などの間で、相次いで感染が確認されていますが、１０人のうち３人はこの関連だということです。
川反地区に関連した感染者は合わせて４７人となっています。
１０人のうち８人は、いまものどの痛みやせきなどがあるということですが、いずれも症状は軽く、残る２人に症状はないということです。
８０代の男性は持病があるため、すでに医療機関に入院し、ほかの９人については、入院か宿泊療養施設への入所を調整しているということです。
また県は、秋田中央保健所管内の５０代の女性と７０代の女性の感染確認を発表しました。
２人は、先月３０日、感染が確認された人の濃厚接触者で、１日、検査を受けて感染が判明し、いずれも２日までに医療機関に入院、または宿泊療養施設に入所したということです。
これで県内で感染が確認された人は延べ４９２人となりました。