「燃やすしかないごみ」袋に名前変えます 福岡県

  • なんでも
  • 足軽(鉄砲)
  • 20/11/28 10:46:22

2020年11月28日 9時30分

新しい指定ごみ袋の説明をする職員。左端が「燃やすしかないごみ」袋=2020年11月26日、福岡県柳川市、森川愛彦撮影


 福岡県柳川市は、市民のごみの分別意識を高めて減量化を図るため、指定の可燃ごみ袋のデザインを一新し、名称を現行の「燃やすごみ」袋から「燃やすしかないごみ」袋に変更する。「がんばったけど、これだけは燃やすしかないというところまで、市民に分別を徹底してほしい」という思いを込めたもので、市の調査では、全国でも初めてのネーミングだという。

 新しい名称は市ごみ減量等推進審議会で決まった。観光都市として周囲の景観と調和するよう、色も従来の青から「柳川市の木」の柳の葉をイメージした緑に変更。10枚入りの外袋には分別方法をイラストで示した。来年1月1日から発売され、それ以降は現行の指定ごみ袋は使えなくなる。

 大袋で1枚20円の価格も一気に倍の40円に引き上げる。一方でプラスチック類専用とペットボトル専用の袋を新設し、プラ・ペット両用の資源物袋は廃止。こちらは大袋で10円と、資源物袋の半額に抑える。分別せず、「燃やすしかないごみ」袋にプラスチック類やペットボトルを混入させると、年間のごみ袋の購入負担が倍増し、今より分別を徹底すればほぼ同程度で収まる仕組みだ。

 導入の背景には、ごみ焼却費の負担が重くなるとの危機感がある。

 市は、みやま市と共同で新ごみ焼却施設を建設中で、2022年に稼働予定。建設費や運営費の負担割合は両市のごみの量で決まるが、みやま市に対し柳川市の分別は遅れており、市民の分別意識も低いという。このため、柳川市は今年度から、可燃ごみの1割削減を目標に、本格的に分別と減量に取り組んでいる。だが、コロナ禍で自宅で過ごす市民が増えた結果、ごみの量は増加傾向にあるという。

 金子健次市長は「このままでは、新焼却施設の費用のほとんどが柳川市の負担になりかねない」と話し、市民にごみの分別の徹底と減量を呼びかけている。(森川愛彦)

  • 0 いいね

利用ルール・禁止事項をご確認ください
誹謗中傷、個人情報、プライバシーを侵害する投稿は禁止しています。
また誹謗中傷においては、法改正により投稿者の情報開示について簡易な裁判手続きが導入されております。

古トピの為これ以上コメントできません

ママ達の声投稿されたコメントを掲載しています

画像表示ON・OFF

    コメントがありません

※コメント欄のパトロールでYahoo!ニュースのAIを使用しています

新しいトークテーマを作ろう

子育てや家事、旦那に関する悩み相談、
TV、芸能人に関する雑談など何でもOK!

トピックランキング

もっと見る

コミュニティカテゴリ