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- 寛延
- 20/04/23 09:42:02
4/23(木) 9:26
街中のジョギングが“過密状態”になっているなどと指摘されているが、「体を動かさないと体調が悪くなってきて……」(IT・44歳)なんて悲痛な声も。
外資系企業に勤務する麻衣さん(41=仮名)もそのひとり。スポーツジム通いが日課だった。新型コロナウイルス禍で休業するところが多い中、彼女が通うジムは通常営業を続けていたが、4月7日の緊急事態宣言を受け、さすがに休業を決定。少なくとも4月いっぱいは休むという連絡を受けた麻衣さんは、途方に暮れている。
「マスクをしてジョギングはできても、ハードな筋トレをひとりでするのは難しい。緊急事態とは理解していますが……」
8日には、緊急事態宣言が出たのに24時間営業しているスポーツジムに腹を立て、ドアを蹴った会社員の男(43)が、器物損壊容疑で警視庁に現行犯逮捕された。
「私もジムの仲間たちも細心の注意を払い、距離を取り、マスクをつけて毎日のように筋トレしてきたんですが……」という麻衣さんは、とりあえず、5・5合の炊飯器が7キロなので、それをダンベル代わりに自宅で筋トレし始めたそうだ。
すでに休業している別のスポーツジムの20代インストラクターはこうアドバイスする。
「私も1カ月間の自宅待機ですが、体が資本。やれることをやるしかありません。“ジム難民”になった人は、自宅で下半身の筋トレを積極的にやるといい。下半身は体の中で最も筋肉量が多いので、そこを重点的に鍛えれば、筋肉を落とすのを食い止められますよ」
より効率良く行うには、下半身と全身の筋トレを交互に。具体的にはスクワット→プランク→バックランジ→プッシュアップ(腕立て伏せ)。プランクとはうつぶせになり床に肘をついた姿勢を保つ方法で、バックランジは肩幅に開いた足を交互に後ろに踏み込む大腿四頭筋を鍛えるトレーニング。
「YouTubeなどネット上に正しいやり方が紹介されているので、それを参考にするといい。とにかく、ゆっくりと丁寧に。各10回を3セットが目安」とは、前出のインストラクター。
その後に、ジョギングなどの有酸素運動を取り入れれば理想的だ。
もっとも、仏パリでは外出制限が強化され、日中のジョギングなども禁止に。「そんなに筋肉って必要?」と思っている人には理解できないだろうが、“筋トレロス”に陥っているジム難民は少なからずいるようだ。
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