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- 元和
- 20/04/22 18:28:19
【ワシントン時事】米インド太平洋軍は21日、南シナ海に強襲揚陸艦「アメリカ」と巡洋艦「バンカーヒル」の2隻を展開したと発表した。米軍が新型コロナウイルスへの対応に追われる中、南シナ海で活動を活発化させる中国をけん制する狙いがある。
インド太平洋軍は声明で「米軍は南シナ海における継続的プレゼンスを通じ、航行や飛行の自由、地域の安全と繁栄を支える国際的原則を推進する」と強調した。2隻の詳細な位置については言及しなかった。
ロイター通信によると、中国政府の調査船が南シナ海で運航中のマレーシア国営石油会社ペトロナスの探査船を追跡して圧力をかけており、米軍艦艇はこの周辺海域に派遣されたとみられる。
米海軍をめぐっては、太平洋に展開していた空母「セオドア・ルーズベルト」で新型コロナウイルスの感染が広がり、即応能力低下が懸念されている。こうした中、中国は空母「遼寧」を南シナ海に派遣。さらに南シナ海に行政区を設置するなど、領有権の既成事実化を進めている。
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