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- 長寛
- 19/12/04 12:29:38
ヤクルトが「韓国の長寿ブランド」だって!? 中央日報の不可解…日本の「パクリ食品」オンパレードの意図とは
https://www.zakzak.co.jp/soc/news/191107/for1911070003-n1.html
国と国との約束を破っても「こちらが正しい」と言い張る国に「恥の精神」を求めるのは、しょせん無理なことだ。そうした国の新聞社に「恥の精神」を求めるのも同様だ。
それにしても、韓国・中央日報の「韓国の長寿ブランド」という不定期連載は「恥」を知らなすぎる。対日不買運動の最中に、ヤクルトを「韓国の長寿ブランド」として取り上げているのだから。連載には、日本からのパクリ食品が並ぶ。一体、何を狙っているのだろうか。
中央日報といえば、東日本大震災の翌日(2011年3月12日)、1面トップに「日本沈没」という震災被害を揶揄(やゆ)するような大見出しを立てたことで悪名高い。13年5月20日には「(長崎・広島への)原爆投下は神の懲罰だった」とする論説記事を掲げて、日本人の憤激を買った。
16年2月20日には、借金取り立ての日本人暴力団員2人を射殺し、人質を取って旅館に立て籠もった在日韓国人2世の金嬉老(キム・ヒロ)元受刑者を、「日本人によるヘイトの被害者」であるかのように紹介する記事を掲載した。
系列紙の「韓国・日刊スポーツ」は18年8月、韓国の新聞社としては初めて、旭日旗を「戦犯旗」と呼び、「戦犯旗根絶特別企画」という連載をした。日本人からすれば、前科いっぱいの「反日」新聞社だ。
そうだと分かっていても、この連載は不可解極まる。
日本語サイトに最初に出てくるのは「セウカン」(19年9月19日)。韓国ウオッチャーなら誰でも知っていることだが、日本のカルビーの「かっぱえびせん」のパクリだ。
今回の連載で、そのCMソングを知った。「手が出る、手が出る、セウカンに手が出る」。CMソングの歌詞まで「やめられない、止まらない、かっぱえびせん」のパクリだったとは驚きだ。
続いて、「ワールドコーン」(10月5日)。これは江崎グリコの「ジャイアントコーン」のパクリ商品だ。
3回目はボールペンの「モナミ」だった。これはパクリとは言えないが、不買運動のなかでペン先の超硬ボールが日本製とバレた商品だ。
4回目(10月13日)が「チョコパイ」。これは森永製菓の「エンゼルパイ」のパクリだ。
連載はこれで終了かと思っていたら、11月3日になって「ヤクルト」が出た。それを機に韓国語サイトを調べてみたら、10月12日の掲載で、連載第8回になっていた。
「尹徳炳(ユン・ドクピョン)会長は女性の雇用を創出するために主婦を対象に『ヤクルトおばさん』制度を導入した」
日本のヤクルトが、そうした独特の販売方式を指導したからなのに、まるで韓国ヤクルトが考案したかのような筆致だ。どの記事も、1700字ほどの大作なのに、「日本」という国名が1度も出てこないところがスゴーイ。
もっとも、韓国語サイトの書き込みには「ヤクルトも日本から来た商品ですよ」とあった。
韓国人でも知っている人は知っているのに、日本からのパクリ食品のオンパレードのような連載をしている意図は何なのか。一晩考えたが分からなかったが、中央日報とは無恥なのか、それとも無知なのか。いや両方、「無恥の上に無知」なのではなかろうか。
■室谷克実(むろたに・かつみ) 1949年、東京都生まれ。慶応大学法学部卒。時事通信入社、政治部記者、ソウル特派員、「時事解説」編集長、外交知識普及会常務理事などを経て、評論活動に。著書・共著に『悪韓論』(新潮新書)、『崩韓論』(飛鳥新社)、『韓国リスク』(産経新聞出版)など多数。
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