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- 19/09/30 21:46:53
山梨県道志(どうし)村の椿荘(つばきそう)オートキャンプ場で9月21日から行方不明になっている千葉県成田市の小学1年、小倉美咲さん(7)の母とも子さん(36)と父雅さん(37)が30日、同キャンプ場で報道陣の取材に応じた。
とも子さんは涙を流しながら「あの時、一緒について行ってあげていたらと悔やんでも悔やみきれない」と語り、情報提供を呼び掛けた。両親は小倉さんの顔写真も公開した。情報提供は大月署(0554・22・0110)。
小倉さんの捜索は、自衛隊が28日に撤収、29日には消防団も終了した。30日からは県警を主体に約40人態勢と大幅に縮小されている。【金子昇太】
◇一人で怖くて、どんなに心細かったか、胸が張り裂けそう
報道陣との一問一答は次の通り。
――今どんな気持ちですか。
母とも子さん なんでこんなことになってしまったのか。全く分からないです。ただ、娘がここにいないのは事実なので早く見つけてあげたいという気持ちです。
父雅さん 一人で怖くて、どんなに心細かったか考えると、可哀そうで胸が張り裂けそうです。とにかく早く見つけて、会いたいです。
――美咲さんが見つかったらどんな言葉をかけたいですか。
とも子さん 笑顔で頑張ったねと言ってあげたい。そして、早く抱きしめてあげたいです。
雅さん とにかく抱きしめてあげたいです。
――美咲さんはどんな子ですか。
とも子さん とても元気で活発で、わんちゃんや猫ちゃんや動物がとっても大好きで、すごく優しい子です。私の大切な宝物です。
雅さん 家族の誰かが落ち込んだ時もわざとおふざけをして、場を明るくさせてくれるような、優しい子なんです。
――顔写真の公開を要望した経緯は。
とも子さん 少しでも早く美咲のことが見つかるようにと願いをこめて、考えて決めました。経緯としては、たくさんの方にキャンプ場付近の山や川や沢を捜していただいて、もうどこにいるのか分からなかったので、皆さんに少しでも情報をいただければなと思い公開させていただくことにしました。
――最後の姿について。
とも子さん 一緒にいた子どもたちが楽しそうに遊びに行ったのを見て「おやつ早く食べて行きたいな」という感じが伝わってきました。食べ終わったら急いで「行ってくるね」という感じで楽しそうに走っていったので、こんなことになるとは思いませんでした。
――今日までどのように過ごしたか。これからどのように過ごすか。
とも子さん 日中は車で思い当たるところ全て行きました。この山は斜面を全部下りて捜しました。でも見つかりませんでした。夜は車で通れるところを通ったり、明かりをつけて捜しに行ったり、夜中はテントの場所にもどってくるのではないかと思い、近くの椅子で来ないかなと待っていました。
◇美咲さんの身体的特徴
身長約125センチの細身。黒色の長袖シャツにジーンズ姿で、緑色のスニーカーを履いている。
◇美咲さん不明の経緯
小倉さんは9月21日昼ごろから母親や姉、友人ら計7家族約30人で「椿荘オートキャンプ場」を訪れていた。午後3時40分ごろ、近くの沢に遊びに行った友人らを1人で追い掛けたが、約20分後に戻った友人らの中に小倉さんはいなかった。捜索はキャンプ場の周辺を広範囲に続けられているが、手がかりはない
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