- なんでも
- 昌泰
- 19/06/04 09:19:32
日韓関係が過去最悪とも言われる中、日本人の韓国に対する「世代間ギャップ」が広がっている。60代以上の年配者は政治情勢を踏まえて韓国を嫌いだと感じる「嫌韓」意識を持つ人が多い一方、10~20代の若者は比較的好意的で、韓国のファッションや化粧が流行し、韓国への旅行者も増えている。
「子供の頃から母親と韓国ドラマを見ていて、韓国のアイドルもたくさんテレビに出ていた」
東京都新宿区にある専門学校に通う女性(19)が幼い頃からあこがれていたのは、日本のアイドルではなく韓国のアイドルだった。韓国ではやったファッションやメークも身近な存在だった。
興味が募り、高校卒業後には1年間、韓国に留学。現地で交流した韓国の若者には日本のアニメや俳優が好きな人も多く、知っている日本語で話しかけてくれる人も多かった。「日本より、人と人との距離が近く、温かいと感じた。日本人だからといって嫌がらせを受けたことはなかった」
JTB総合研究所によると、バブル世代(40代後半~50代後半)がファッションやライフスタイル情報を取り入れる参考にしている国(地域)はイタリアやハワイだが、「ポストミレニアル世代」といわれる10代後半から20代前半の世代では、欧米を抜き韓国が最も高くなった。
同研究所の早野陽子主任研究員は、「10~20代の間では、お金がたまったら定期的に化粧品や服を韓国に買い行く、という、国内旅行の延長のようなスタイルがはやっている」と話す。
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