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- 永和
- 19/05/20 16:30:32
鹿児島屋久島が18日、50年に1度の記録的な大雨に見舞われ、縄文杉ツアーに参加した登山者など314人が孤立する事態になった。
荒川登山口付近でバス3台に乗った195人が取り残されたほか、荒川三叉路から観光施設「ヤクスギランド」までの間などでも大雨で動けなくなった人が続出。
19日には自衛隊も出動し、救助が開始された。救出された登山者が撮った映像には、救出劇の一部始終が記録されていた。この登山グループは淀川登山口から出発し、縄文杉を見た後、下山する途中に土砂崩れで孤立。
映像には、滝のように山肌を落ちる濁流の下を、ガイドに支えられながら一人ひとり潜り抜ける様子や、激しく流れる濁流をロープ伝いに慎重に超える様子が映されている。
●「屋久島は普段から雨が多いので、ただの雨では中止にはしない」
このグループは登山口でようやくバスに乗ったものの、倒木で足止めされ、バスや山小屋の中で一夜を過ごし、翌朝に下山を再開。しかし土砂崩れなどで何度も立ち往生する事態になった。
314人は、午後6時までに全員が無事救出された。「死ぬかと思った」「怖かった」と口々に語る登山者の顔には安堵の色が浮かんでいた。
しかしなぜこんな日に登山を決行したのか?ツアーを開催した屋久島の会社は「午前4時半の出発時には警報は発表されていなかった。屋久島は普段から雨が多いので、ただの雨では中止にはしない」と話している。
18日、午前中はほとんど雨が降っていなかったが、午後から急に雨脚が強まり、午後6時には「50年に1度の大雨」と発表された。予想では1時間の降水量は「多いところで50ミリ」だったが、実際は100ミリに達したところもあった。
(J-CAST 05/20 13:33)
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