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- 19/02/13 19:43:27
静岡県小山町は13日、一般会計152億3000万円(前年度比22・0%増)の2019年度当初予算案を発表した。規模は過去最大。ふるさと納税で受け入れた寄付金を財源に、小中学校と幼稚園の給食費を4月から完全無料化する。給食費の完全無料化は県内で初めて。20日開会の町議会3月定例会に提案する。
給食費無料化は7835万円を計上。これまで小学校(942人)で1人当たり年4万8400円▽中学校(427人)で同5万8300円▽幼稚園(188人)で同4万1800円を徴収していた。
18年度のふるさと納税の寄付額は、前年度比9倍の251億円を見込む。返礼割合4割を基本にアマゾンギフト券も加え急増した。この資金などを積み立てた基金総額は、17年度末の約24億円から18年度末は約4倍の約106億円に増加。19年度はうち約24億円を使い、給食費無料化のほか小中学校の学習用タブレット導入、文化財改修などに充てる。4割とギフト券が総務省の方針に反していたとの指摘を受け、町は受け付けを1月に中断。2月に再開したが、返礼割合は3割、アマゾンギフト券は除外した。
込山正秀町長は記者会見で「アマゾンギフト券を加えた批判は、甘んじて受ける。苦しい財政でやってきた。給食費無料化で子育てを支援し、小山町の魅力を発信したい」と話した。
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