- ニュース全般
- 流しそうめん
- 18/08/05 19:23:31
◇バドミントン世界選手権最終日(2018年8月5日 中国・南京)
バドミントンの世界選手権最終日は5日、中国・南京で男子シングルス決勝が行われ、五輪、世界選手権を通じて日本男子として初めて決勝に進出した世界ランキング7位・第6シードの桃田賢斗(23=NTT東日本)は同3位・第3シードの石宇奇(22、シー・ユーチ=中国)を21―11、21―13で下し、悲願の金メダルを獲得。日本男子初の快挙を成し遂げた。驚異的なフットワークで相手ショットを拾いまくり、長いラリーを制して圧勝した。
前回出場の2015年大会(インドネシア・ジャカルタ)で銅メダルを獲得したが、16年4月に発覚した違法賭博問題により同年のリオ五輪出場を棒に振った。無期限出場停止処分を乗り越え、世界の頂点に輝いた。決勝までの6試合で、失ったゲームはわずかに1と、強さを見せつけた。
相手選手への大歓声が響き渡るアウエーの雰囲気の中、桃田は冷静に試合に入った。いきなり長いラリーを制して1点目を取ると、序盤6―3とリード。一時は8―8と追いつかれたが、相手スマッシュを拾いまくり、試合を支配。スタミナを生かした長いラリーに、相手はしびれを切らし、13―11から8点を連取。21―11で第1ゲームを先取した。
第2ゲームは序盤1―2と、この日初めてリードを許したが、落ち着いた試合運びは変わらず。スーパーレシーブを決め、13―7とした時にはガッツポーズ。試合時間49分の圧勝だった。
無期限出場停止処分中もバドミントンを嫌いになることはなかった。「好きなので羽根を打っているだけで楽しかった」。試合復帰がいつになるか分からない状況でも未来を信じ「世界トップの人たちと戦うにはフィジカルで劣っていたら駄目だ」と走り込んだ。体つきは変わり、筋肉量は同じながら体脂肪率は「4%ぐらい減った」という。
技術に頼りがちだったプレーは、体力面の底上げで一段上のレベルに進化した。「体がぶれても真ん中に戻るのが速くなっている」。足を使った守備から素早く攻撃に転じる形が持ち味となった。
15年大会以来3年ぶりの出場。1回戦はウクライナ選手にわずか40分でストレート勝ち。2回戦もロシア選手に危なげなくストレート勝ち。3回戦はデンマーク選手に第1ゲームを落としたが、逆転勝ち。準々決勝はインド選手にストレート勝ち。準決勝もマレーシア選手にストレート勝ちした。
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180805-00000125-spnannex-spo
- 0 いいね