少年を強盗殺人などの罪で起訴

NHK

　２月に千葉県茂原市東茂原の椎野芳子さん＝当時（８５）＝が自宅で殺害され少年３人が逮捕された事件で、家裁から検察官送致（逆送）された残りのいずれも無職の１７歳と１８歳の少年について、千葉地検は６日、強盗殺人や住居侵入などの罪で起訴した。

　１７歳について家裁は少年審判で、殺害の共謀はなく強盗致死としたが、地検は「証拠を確認し共謀が認められた」として、すでに起訴された土木作業員の少年（１８）を含め３人に強盗殺人罪を適用した。また、家裁は強盗被害額を１万円としたが、地検は約１万２千円とした。

　起訴状などによると、１７歳と１８歳の少年は土木作業員の少年と金品を奪おうと共謀し、２月２６日午前１時１５分ごろ、椎野さん方に無施錠の玄関引き戸から侵入。寝室にいた椎野さんをあおむけに押し倒し、首を締め付けたり調理用ナイフ（刃体約１０・５センチ）を突き付け、「金どこにある」「言わないと殺すよ」などと脅迫。現金約１万２千円を奪い、椎野さんの首をナイフで３回突き刺し殺害したとしている。