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- 18/02/11 13:37:06
2018/2/11 06:00 Techinsight
先日、女性客が連れてきたセラピーアニマルのクジャクをユナイテッド航空が搭乗拒否したことをお伝えしたばかりだが、今度はハムスターをセラピーアニマルとして米格安航空会社「スピリット航空」機内へ搭乗させようとした女性がスタッフに断られ、ハムスターを空港のトイレに流したというニュースが届いた。女性は航空会社へ法的措置を取る予定をしているが、ネット上では女性のとった行動に激しい非難が寄せられている。『Miami Herald』『Fox News』『Metro』『The Sun』など英米メディアが伝えた。
フロリダ州マイアミのバリー大学から昨年、ペンシルベニア州チャンバーズハーグのウィルソン・カレッジに編入したばかりのベレン・アルデコシアさん(21歳)は昨年、痛みを伴うゴルフボール大の腫瘍が首にできていることを知り、がんではないかと恐れた。幸いにも腫瘍は良性であることがわかったが、孤独な学生生活を過ごしていたベレンさんは自身の気分を癒すためにもハムスターの“ペブルズ”をセラピーアニマルとして飼い始めた。それからというもの、ぺブルスはベレンさんにとって大切な心の支えとなった。
その後、痛みが続いていた腫瘍のためにカレッジを退学し、摘出手術ができることを望みながら実家のある南フロリダへ帰る決心をしたベレンさんは、メリーランド州ボルチモア・ワシントン国際空港からフロリダ南東部にあるフォート・ローダーデール国際空港へ向かう米格安航空会社「スピリット航空」の航空券を予約した。出発の数日前、同航空会社にアニマルセラピーのハムスターを同乗させてもいいか確認をしたところ、問題ないという返事があったため11月21日にペブルズを小さな籠に入れて空港へと向かった。
ベレンさんはチェックイン時にもペブルズがセラピーアニマルであることを証明した医師からの手紙を見せ再びハムスターの搭乗を確認したが、スピリット航空スタッフは全く問題視しなかった。この時、ベレンさんはペブルズを籠に入れており、その籠のサイズも手荷物ルールに合うものだったそうだ。ところがチェックイン後、セキュリティー検査に向かおうとしたベレンさんを同航空スタッフが追いかけて呼び止めた。そしてハムスターは搭乗させられないこと、貨物倉にも入れられないことを告げられ、ベレンさんは愕然となった。
スタッフとのやり取りがあった後、ベレンさんは乗る予定だったフライトを見逃してしまった。ペブルズが同乗できないのであればどうすればいいのか必死で考えた。ベレンさんはレンタカーを借りることができる年齢に達していなかったがパニックになり、少なくとも6つのレンタカー会社に連絡を取ろうと試みた。しかしホリデーシーズン中とあって、どのレンタカー会社も空きがなかった。
次にベレンさんは「Greyhound Bus(グレイハウンド・バス)」の利用を考えたが、バスでは南フロリダに到着するまでに何日もかかってしまう。結局、その日遅くの便に乗ることに同意したものの、ボルチモアでペブルズを預かってくれる友人や家族はベレンさんにはいなかった。すると航空会社スタッフは、「ハムスターを外に逃がすかトイレに流すかしてください」と指示をしてきたという。そしてベレンさんは、自分を癒してくれた大切な存在であるはずのペブルズをトイレに流した。後にベレンさんは、このように話している。
「ペブルズを殺さなくても済むようにあらゆる方法を考えました。でも他に選択肢がなかったのです。寒空にペブルズを逃がしても凍死するかもしれないし、車に轢かれてしまう可能性もあります。それだったらトイレに流したほうがペブルズにとっては幸せだろうと思ったのです。怖かったし、ペブルズを流した後もすごく悲しくて10分ぐらいずっと泣いていました。」
https://netallica.yahoo.co.jp/news/20180211-28040212-techinq
>>1へ続く。
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