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- 17/10/08 14:07:19
西武にとって長年の懸案事項である“寮問題”が、再燃している。
今月2日、ドラフト1位指名候補に挙げている早実・清宮幸太郎内野手と面談した際、清宮の父でラグビートップリーグ・ヤマハ発動機監督の克幸氏(50)に痛い所を突かれたのだ。
渡辺久信シニアディレクター(SD)は「ウチの2軍の施設を見学したことがあるらしく、『今もあのままなんですか? 施設の改善はいつになりますか?』と質問があった。
こちらが『議題には上がっています』と答えたら、苦笑いされていた。親としては息子が過ごす施設は気になりますよね」と明かした。
メットライフドームに隣接する若獅子寮は、1981年1月7日に完成し築36年と老朽化が進んでいる。
清宮のみならず、今後獲得を目指すアマチュア選手に、施設の古さを理由に入団を拒否をされたら、西武グループ全体のイメージダウンにつながりかねない。
そこで、今季最終戦の5日・日本ハム戦(メットライフドーム)を観戦した後藤高志オーナー(68)を直撃した。
「新聞でそういうコメントがあったのは見ました。客観的にいって、寮も雨天練習場もだいぶ年数がたっているのは事実。清宮君のお父さんから質問があっても、ある意味でそうだろうと思う」とうなずいた。
後藤オーナーは昨年の最終戦で「2軍の施設、球場、練習場、寮を視察しました。1つ1つ改善していきたいと思います」と明言したが、1年経っても改善されたところは見受けられない。
これには「レギュラーシーズンを戦っているわけだから、工事ができませんから。それはシーズンオフということになります」と説明。
「だいぶ古くなっていることは認識しています。これからデザインを作って、キチっとやっていきます。もうちょっと待ってください」と前向きに話した。
とはいえ、新人が入寮する来年1月までに建て替えることは不可能。
清原和博、松坂大輔、菊池雄星、森友哉ら西武の歴代大物ルーキーは、入寮の際に窓から手を振る写真を撮るのが恒例だったが、清宮がこれに続くことはあるのだろうか?
ZAKZAK 2017.10.7
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