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花見川で簡易代執行 河川敷に無許可の畑や小屋 千葉県
2017年3月8日 10:46
千葉市花見川区の印旛放水路(通称・花見川)の河川敷が、無許可で作られた畑などで不法占用されている問題で千葉県は7日、河川法に基づき畑や小屋などを強制撤去する簡易代執行に着手した。同河川敷での簡易代執行は約17年ぶり。
対象は、不法な畑や小屋が集中する千葉市花見川区畑町の汐留橋から亥鼻橋の花見川左岸約1キロ。県は先月14日、自主撤去を求めるとともに、応じない場合の簡易代執行を公告したが、結局、畑29カ所、釣り桟橋16カ所、小屋2棟などが撤去されなかった(3月7日現在)。
県によると、同河川敷での簡易代執行は1999年以来。2005年ごろから、不法占用について住民の苦情が寄せられていた。県は耕作禁止や工作物の撤去を看板などで呼び掛け、職員による巡回口頭指導も行ってきた。しかし、本年度の調査で、同河川敷の不法占用は179件と県全体(377件)の約半数を占めるという。
7日は県職員や作業員約50人が参加。代執行を宣言後、所有者が不明だという小屋などの撤去作業に取り掛かった。作業期間は9日までで、撤去作業費用は約1千万円。所有者が不明の場合は県の負担となる。
県河川環境課河川海岸管理室の鶴岡洋一室長(55)と県千葉土木事務所の高柳昌司次長(50)は共同取材で「来年度中に、汐留橋から天戸大橋までの約2・3キロも引き続き自主撤去などを促していきたい」と話した。
簡易代執行された河川敷の対岸で、地域に楽しんでもらおうと花を栽培しているNPOすてきな街づくり協会の上坂武美会長(68)は「花見川は本来、花が楽しめる良い場所なのに、不法耕作で悪いイメージがついていた。現在は耕作時期ではないため不法耕作を続ける中国人はみられないが、今後、夏野菜の栽培時期になる。県には引き続き対策を取ってほしい」と話している。
千葉日報
https://www.chibanippo.co.jp/news/national/392263
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