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- 17/01/30 18:37:24
黄色い見た目が特徴的な「ターメリック」またの名を「ウコン」は、日本では二日酔いに効くとされ、本場インドでは傷薬や虫刺され、ひいては「ガンに効く」とまで言われています。
カレーの原料としても知られるウコンは民間療法にも用いられる万能プレイヤーとして認識されているのですが、実は医学的な効能は認められていません。
ウコンにはさまざまな種類が存在しており日本でもカレーの原料として広く知られるウコンは「秋ウコン」と呼ばれており、苦みが少ない特徴があります。一方、健康食品として用いられるのは、苦みがあって黄色が強い「春ウコン」で、中に含まれているクルクミンに効果があると考えられてきました。
しかし、ミネソタ大学の研究チームによる論文では、クルクミンに含まれる物質について「不安定かつ科学的に反応性が高く体内に吸収できない化合物であるため、(薬剤の開発に役立つ)可能性は極めて少ない」とする結論を導き出しています。
薬剤の検証が行われる際には、多くの場合で特定のタンパク質に作用する能力についての検証が行われます。
クルクミンの化学組成には、実際にはタンパク質に 作用していないにもかかわらずあたかも効果があったかのような結果「 (偽の結果)」をもたらす効果があることが明らかになっています。
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