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- 17/01/27 16:18:38
元同級生引き渡し、逮捕＝詐欺容疑「話すことない」－准看護師遺体・大阪府警
時事通信 2017/01/25
大阪市西成区の准看護師岡田里香さん＝当時（２９）＝が２０１４年、東京都内で遺体で見つかった事件で、元同級生の日系ブラジル人の女（３２）が２５日、拘束先の中国から日本側に引き渡され、大阪府警は岡田さん名義のクレジットカードを不正使用したとする詐欺容疑などで女を逮捕した。今後、強盗殺人容疑でも再逮捕する方針。
府警によると、女は住所不定の無職オーイシ・ケティ・ユリ容疑者。逮捕容疑について「何も話すことはない」としている。
日本と中国は犯罪人引き渡し条約を結んでいないが、府警が外交ルートで引き渡しを要請していた。外務省によると、中国からの身柄引き渡しは１９９９年に横浜市で起きた強盗事件以来２例目。
逮捕容疑は１４年４月上旬、岡田さんに成り済ましてクレジットカードを作成し、同月２９日に羽田空港内のペットホテルで使用した疑い。
府警が岡田さん名義のカードの履歴を調べたところ、ペットホテルで使われていたことが判明。利用者の連絡先がオーイシ容疑者の携帯電話番号だったことなどから、同容疑者が浮上した。
捜査関係者によると、オーイシ容疑者は１４年３月下旬、岡田さんを西成区南津守の自宅で殺害してクレジットカードなどを奪った疑いも持たれている。岡田さんは同月、行方不明となり、同年５月に東京都八王子市のトランクルームで遺体で見つかった。
オーイシ容疑者は事件後、パスポートを不正取得し中国・上海に出国。１４年５月に地元の公安当局に不法入国の疑いで拘束された。府警は詐欺や死体遺棄、強盗殺人などの容疑で逮捕状を取っていた。
法務省によると、容疑者の引き渡し後の逮捕は、双方の国がともに刑罰を科している犯罪で、引き渡す側が認めたものに関して行うのが慣例。捜査関係者によると、中国には死体遺棄罪はないため、同罪についての引き渡しは認められなかった。（2017/01/25-23:17）
http://www.jiji.com/jc/article?k=2017012500656
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