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- 17/01/27 12:41:34
テレビ朝日が作家・森村誠一氏(84)の名作ミステリー小説「人間の証明」を俳優・藤原竜也(34)と女優・鈴木京香(48)の共演でスペシャルドラマ化し、今春放送する。
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小説は1976年に出版され、翌77年に故・松田優作さん、岡田茉莉子(84)の共演で映画化されて大ヒット。作品に登場する「母さん、僕のあの帽子、どうしたでしょうね?」という西条八十(さいじょう・やそ)の詩や、この詩を英訳して故ジョー山中さんが歌った主題歌も大きな話題を呼んだ。
俳優の藤原竜也(34)がテレビ朝日系ドラマスペシャル「人間の証明」(今春放送予定)に主演することが26日、分かった。このほど神戸市内でデイリースポーツなどの取材に応じた藤原は「何年たってもこうして良い作品には巡り会えないだろうと感じるほど欠点のない台本」と力を込め、「これまでと違った『人間の証明』という作品ができるんじゃないか」と自信を見せた。
原作の発表から41年を経て、「人間の証明」がよみがえる。
母親に捨てられた過去を持ち「母性」に対する不信感を抱く刑事・棟居弘一良と、家庭や地位、名声を守るために「母性」を捨てた美容家の八杉恭子。
社会現象となった77年の映画版での故松田優作さんと岡田茉莉子(84)ら、名優たちが演じてきた役に藤原と鈴木京香(48)が挑む。
映画版は未見という藤原は「本音を言えばめんどくさい役。才能ある人たちがやられているわけで、比較される対象になるわけですから」と謙遜。「時代とか社会情勢は先に進むんじゃなくて結局、同じ場所を回っている。この作品の改めてはまる時代が今なんじゃないか」と、演じる意義を説明した。
鈴木はデビュー前、岡田演じる恭子を見て衝撃を受けたという。「女優だったらみんな絶対やりたい役だと思う」と強調、「自分なりに、今年作るこの作品らしい恭子をやれたら」と意気込んだ。
「人間の証明」は作家の森村誠一氏(84)が76年に発表した長編小説で、映像化は6回目。黒人青年がエレベーター内で謎の言葉を残し刺殺されたことをきっかけに展開するミステリーだ。
2人の共演は04年の大河ドラマ「新選組!」で藤原が沖田総司、鈴木が芹沢鴨の愛人で沖田がひかれるお梅を演じて以来、13年ぶり。鈴木は「(藤原から)全然ちゃんとやってないと万が一にも思われないように、とっても身が引き締まる思いです」と笑顔で再会を喜んでいた。
他に緒形直人、草笛光子、宅麻伸らが出演する。
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