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- 16/08/15 18:45:25
◆お盆にまさかのトラブル ANA機、荷物を積まず出発 乗客は困惑
「飛行機を降りると預けていた荷物がない」、まさかのトラブルが起きた。
12日朝、羽田空港で、全日空の国内線の一部が乗客から預かった荷物を載せないまま出発した。
中には、置き去りにされたペットの犬もいた。
12日午前、宮崎空港で撮影された写真には、行列が写っていた。
行列を作っているのは、全日空機で到着した乗客たち。
よく見ると、列の前方に貼り紙があった。
貼り紙には「配送希望の方 明日以降」と書かれていた。
乗客たちは、空港で受け取るはずの自分の荷物を配送してもらうために並んでいた。
騒動のきっかけは、12日午前7時前に羽田空港で起きた全日空の機械トラブルだった。
乗客から預かった荷物は、ベルトコンベヤーで飛行機まで運ばれる。
しかし今回、このコンベヤーに不具合があったという。
全日空では、乗客から預かった荷物をベルトコンベヤーに載せ、途中にあるセンサーで行き先ごとに選別し、それぞれの飛行機まで運んでいる。
しかし、12日朝、このセンサーが故障したため、およそ40分間、機内に荷物を運ぶことができなくなった。
そこで、全日空は、ある決断をする。
ツイッターには「空港の荷物輸送の機械のトラブルで、着替えとか全てはいってるトランクが飛行機に乗っかってなくて...受け取れない事件」と書き込まれていた。
全日空は那覇、伊丹、新千歳などに向かう16便について、荷物を全く載せないまま、このほかの12便についても、荷物の一部を載せないまま出発。
一部の乗客は、荷物が載っていないことを知らされていなかった。
乗客は、「乗る前に荷物のトラブルっていうのは、アナウンスはあったんですけど、載っていないのは知らなくて、結局、着いて初めて荷物が載っていないのがわかって」、「(荷物の)中にお魚を入れていたので、届けてもらうことができない」などと話した。
到着した空港で、初めて荷物が届いていないことを知らされた乗客たち。
全日空は、荷物を後続の飛行機や、後日、郵便で送るなどの対応をした。
犬を置き去りにされた人もいたほか、中には、こんな人も...。
ツイッターに「【緊急事態発生】さっき新千歳空港着いたんだけど、荷物を一切載せないでフライトしたらしく、楽器や荷物がありません。出演バンドさん、お願いします、ギターとベースを1本ずつ貸してくださいませんか?」と書き込んだのは12日、北海道でライブを予定していたバンド。
あわや、自分たちの楽器で演奏できない大ピンチだったが、楽器は、およそ3時間後に新千歳空港に届いた。
バンドの関係者は「荷物が全く届かなくて、『何時になるかわからない』と言われたが、とりあえず今、届きました。
楽器類と衣装です。今、出演時間ギリギリなので」と話した。
利用客が特に多い、このシーズンに起こった、まさかのトラブル。
全日空は、トラブルの影響を最小限にするため、荷物を残して出発をしたと説明している。
http://i.imgur.com/stwdT1M.png
FNN 2016/08/12 19:34
http://www.fnn-news.com/news/headlines/articles/CONN00333181.html
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