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- 16/06/14 09:51:25
2016年6月14日 朝刊
神奈川県横須賀市の小学生の男子児童が「子どもが自由に遊べる場所をつくってほしい」と市議会に陳情し、十三日に都市整備常任委員会で議論された。
議会事務局の担当者は「陳情に年齢制限はないが、子どもの陳情は珍しいのでは」としている。
事務局によると、児童は五月に他の子ども四人、大人一人とともに訪れ、陳情書を提出。
陳情者はこの児童一人で、スケートボードを市営駐車場や公園でしていたら「車にぶつかる」「ランニングや散歩をする人の邪魔になる」などと言われた体験を書き、野球やサッカーなどのボール遊びも禁止されている公園が多いと訴えた。
十三日の委員会では「地域のさまざまな子どもや近隣住民ら幅広い声も聞くべきだ」などの意見が出た。
意見が割れたため、陳情に対する議会としての考えを示すには至らず「審査終了」となったが、市側は「学校や町内会の意見を聴きたい」と答弁した。
市の公園管理担当者は「市内の港湾施設にスケボーができる場所が一カ所あるが、都市公園法に基づく公園ではない。
基本的には私有地で遊んでほしい」と説明。
「四十年以上前は公園での禁止事項はほとんどなかった。事故やトラブルが続き、増えてしまった」と話している。
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