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- 匿名
- 16/02/23 21:00:29
NHKオンライン
2月23日 20時47分
東京電力福島第一原発の事故のあと、福島県南相馬市が行っている個人の被ばく線量を測定する取り組みで、DV=ドメスティックバイオレンスの被害者の避難先の住所が記載された書類を別居している夫や元夫に誤って郵送していたことが分かり、市は被害者に謝罪し、賠償金を支払うことを決めました。
福島県南相馬市では原発事故のあった5年前から、個人の被ばく線量を測定するため希望者に小型の線量計を貸し出す取り組みを行っています。
去年1月に市が委託した業者が2万2900世帯に家族全員分の線量計の申請書を世帯ごとに郵送した際に、本来は住所欄に住民票上の住所を記載すべきところを、誤って避難先の住所を記載したということです。
この結果、夫や元夫の暴力から逃れるために別居しているDVの被害者の女性や子ども5世帯8人についても、現在の避難先の住所が夫などにも知らされたいうことです。
被害者の女性から「避難先を知らないはずの元夫から申請書が届いた」と市に電話があり発覚しました。
これまでのところ、直接の被害は発生していないものの、市の勧めで全員、転居したということで、市はミスを認めて謝罪し、被害者に賠償金としておよそ1000万円を支払うことを決めました。
市は全額を委託業者に補填(ほてん)させることにしています。
南相馬市の中里祐一担当理事は、「市民の生命に関わる事案であり二度と同じミスがないよう防止策を徹底したい」と謝罪しました。
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20160223/k10010419431000.html
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