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- 16/01/16 20:11:28
主婦ら生活困窮家庭の子におにぎり 滋賀・野洲、主婦ら支援
京都新聞 2016年01月16日 11時00分
母子家庭など経済的に困窮する子を対象にした滋賀県野洲市の学習支援「YaSchool(やすくーる)」で、同市内の主婦たちが「おにぎり隊」を結成し、食事支援の活動に取り組んでいる。週1回、学習の前に約60個を握って提供。「勉強を頑張る子たちのおなかがいっぱいになるように」と、味を変えたりみそ汁を作ったり、工夫を重ねている。
学習支援は、市が生活困窮者支援事業の一環で昨年4月から始め、小中学生約35人が登録。コミュニティセンターやすで毎週水曜の午後6時から開き、学習ボランティアの住民らが勉強を教える。
おにぎり隊の活動はスタート当初から。デイサービスで食事を提供した経験もある代表の岡本郁子さん(62)は子どもの貧困の問題に関心を持っており、市社会福祉協議会から食事支援が求められている話を聞いて「おにぎりを握るくらいなら」と、知人や有志の人たちと結成した。
メンバーは13人で、多くは子どもの貧困問題はニュースで知っていても接点がなかったという。農家から米の寄付などを受け、同センターの調理室で当日の午後2時半ごろから米を炊いておにぎりを握る。しそやごま塩、こんぶなど味のバリエーションを増やし、寒い時期にはみそ汁を作り、できあがれば会場に置いておく。
5時半には学習ボランティアとバトンタッチ。子どもたちが集まり始め、おにぎりでおなかを膨らませてから勉強する。「おいしい」「みそ汁あったまる」と笑顔を見せ、学習が終わるとポケットに入れて帰る子もいる。
岡本さんは「おいしく食べていたよ、と報告を聞くとうれしい。メニューをもっと工夫したいし、おにぎり隊の活動も広げていければ」と話している。
http://topics.smt.docomo.ne.jp/article/kyoto_np/region/kyoto_np-20160116000043?fm=topics
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