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- 匿名
- 14/09/09 22:22:00
埼玉県立特別支援学校に通う全盲の女 子生徒がJR川越駅(同県川越市)前の コンコースで登校中、杖がぶつかった相 手とみられる人物から右足を蹴られたと 学校に届けた。学校が9日、明らかにし た。女子生徒は打撲したといい、近く家 族が警察に被害届を出す。 女子生徒が通う塙保己一(はなわほき いち)学園(荒井宏昌校長)によると、 女子生徒は8日午前7時50分ごろ、改 札口を出て白い杖を頼りに点字ブロック の上を歩いていた際、前方から近づいた 人と杖がぶつかった。相手が転倒する気 配を感じた直後、その人物とみられる足 音が近づき、右ひざの裏を硬い靴で蹴ら れた。 近くにいた年配とみられる男性がその 人物に向かって「あんた何やってんだ」 と怒鳴る声が聞こえたが、その人物は無 言で立ち去ったという。 女子生徒はその日、登校したが、恐怖 心から被害を伝えられなかった。帰宅後 に病院で治療を受けたが、翌9日もひざ を曲げたり、伸ばしたりすると痛みがあ り、針きゅうの実習授業に支障が出たこ とから校長に事情を説明したという。 女子生徒は、今年4月に電車通学を始 めたばかり。取材に対して、「怖かっ た。蹴った人は私とわかっても、私には 誰かわからない。今も駅に行けば、その 人が居るのでは、と緊張してしまう」と 話した。(西堀岳路)
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