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- 12/10/25 14:48:46
石原新党結成か？ 知事が午後緊急会見で表明 橋下市長は「言えません」
産経新聞 10月25日(木)13時50分配信
東京都の石原慎太郎知事は２５日午後、都庁で緊急記者会見を開き、自身を中心とした新党結成について表明する。石原氏周辺が明らかにした。石原氏は政治的信条の憲法改正を訴えており、「石原新党」の柱になるとみられる。今後は、次期衆院選に向けた新党の態勢整備や、大阪市の橋下徹市長が代表を務める「日本維新の会」などとの連携が焦点となる。
石原氏は、これまで、新党の党首と知事を兼ねることはできないと明言しており、記者会見では、進退に言及する可能性もある。
石原氏は、今年４月の米ワシントンでの講演で都による尖閣諸島（沖縄県石垣市）の購入計画を発表。「中途半端に放り出すことはできない」としてきたが、国有化されたことで、一定のめどが立ったことも新党結成に向けた判断に影響したとみられる。
同じ講演では「占領下で占領軍が統治のためにつくった基本法、統治法が独立を果たした後でもまかり通るという事例は世界にない」と政治的信条の憲法改正を訴えた。新党では憲法改正を目指すとみられる。
石原氏が「応援団長」を務めているたちあがれ日本は、石原氏の記者会見を受けて、平沼赳夫代表ら党所属国会議員が集まる予定。同党は２５日、石原氏が新党結成を決めた際、３０日に国会内で開く拡大支部長会議でたちあがれの解党と「石原新党」への合流を機関決定する方針を決めた。
石原氏は昨年３月１１日の都議会本会議で「身命を賭（と）して最後のご奉公をさせていただく」と、４選出馬を表明。直後に発生した東日本大震災への対応の中で選挙戦を制し、当選を果たしていた。今月１２日の記者会見では「中央官僚の国家支配をぶち壊さなきゃいけない」と発言した上で、「都政でやり残したことはあまりない」とも述べ、新党結成に意欲をみせていた。
「石原新党」が立ち上がれば、第三極の要の動きとして、石原慎太郎東京都知事とかねて親しい日本維新の会代表、橋下徹大阪市長との連携があるのかどうかが注目される。関係者によると、両氏は２１日午後、極秘に会談したといわれ、石原氏が橋下氏に対し、事前に新党旗揚げを告げていた可能性も指摘されている。
一方橋下氏は２５日、石原新党の結成を聞いているかとの記者団の問いに「言えません」と答え、２１日の会談についても「いろいろです」と明言を避けた。政策的には「地方交付税の廃止などでは一致している」とする一方、石原氏が重視する憲法については「課題があることは共通認識だが、僕は改正、（石原）知事は破棄」とし、考え方が異なるとした。
橋下氏は維新立ち上げに伴う各政党へのあいさつ回りに先立ち、今月１３日に石原氏とたちあがれ日本の平沼赳夫代表と都内で３者会談を実施。今後の連携などについて意見交換した。
会談で平沼氏は、石原新党と維新との連携に期待感を示し「『西は橋下、東は石原』という形でやったらいいのではないか」と提案。これに対し、橋下氏は「政治家側の都合でのすみ分けは、有権者に失礼だ」と語ったという。
ただ、橋下氏は常々石原氏を「尊敬する政治家」と持ち上げ、石原氏も橋下氏を好意的にとらえている。次期衆院選を控え、人気の高い両者の連携がなるのかは、既成各党にとっても注目の的となりそうだ。
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