車椅子少女の中学入学拒否【奈良】

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      12/03/26 17:47:02

    卒業したね。

    <バリアフリー>車椅子で夢開く 奈良の少女、地元中学卒業
    毎日新聞 3月26日(月)15時40分配信

     バリアフリーの設備がないなどの理由から地元の中学校への入学が認められず、裁判を起こして進学の道を開いた車椅子の谷口明花(めいか)さん(15)=奈良県下市町=が今月15日、無事に中学校を卒業した。
    周りの生徒や教員のサポートを受け、3年間を過ごした。
    谷口さんは「友達もできて、地元の中学校に行って本当によかった」と笑顔で振り返った。

     養護学校への入学を決めた下市町教委に対し、谷口さんと両親は09年4月、町立下市中への入学許可を求め、奈良地裁に提訴。
    同6月に同校への入学を義務づける仮決定を受け、他の生徒から約3カ月遅れで入学した。
    入学が認められたため、訴訟も取り下げた。

     谷口さんは脳性まひで、当初は両腕と両足が動かせなかったが、母親の美保さん(48)と筋力を鍛えるなどして、小学1年の頃には左手で字を書けるようになった。
    中学では、階段は昇降機で上り下りし、授業では黒板の清書が追いつかないため、教職員が取ったメモのコピーをもらい、自宅で復習した。
    「3年間でつらいこともあった」と谷口さんは振り返る。
    最初は友達がなかなかできなかった。
    しかし自分から笑顔で話しかけたりすることで徐々に友達もでき、3年生のクラスでは、好きなテレビ番組の話で盛り上がるなど楽しんだ。
    友達は学校の階段で車椅子を運ぶなどのサポートもしてくれた。
     学校での一番の思い出は、昨年10月の体育祭。
    ソーラン節をアレンジした「下中ソーラン」を、動かせる左腕を使ってみんなと踊った。
    テンポが速い動きに戸惑ったが、放課後も残って練習した。
    谷口さんの頑張りを見守ってきた美保さんは「いろんな人と接することで、明花は自分の思いを言葉で表現できるようになった」と成長を感じ、「下市中だからこそ学べたことがあったと思う」と話す。
     春からは、障害を持つ生徒の受け入れ態勢が整っている県内の公立高校に進学する。
    この高校は英語教育に力を入れており、先生から英語の発音を褒められるという谷口さんは、英語に関わる仕事に就くのが夢だ。
    「知り合いが住んでいるオーストラリアに留学したい」とほほ笑んだ。
    【石田奈津子】


    卒業証書を手に「下市中に行けてよかった」と話す谷口明花さん=奈良県下市町の自宅で2012年3月19日、石田奈津子撮影

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