独身時代のクリスマスの思い出を教えて

海外に住んでいた頃、クリスマスイブに好きな人から誘われて映画を観に行った。帰りに雨に降られて、一つしか無い折り畳み傘を2人でさして、見つめ合いながらランチして、結構混んでる電車で密着して…何か起きそうで起きない変な時間を過ごした。
家の前まで送ってもらって、別れ際に彼から「次いつ会える？」と聞かれ、「いつ会いたい？」と聞き返したら、「明日。いや、今日。もっと一緒にいたい」と言われた。「わかったよ」と、そのままデート続行。
いい雰囲気で「どこに行く？」という話になって、彼が家具を選んで欲しいと言うので夕方から近くのIKEAへ行く事になった。バスに乗って、クリスマス仕様の綺麗な景色を眺めながら向かった。
IKEAで色々な家具や寝具を選んで過ごしたけど、彼からの好意がありありと伝わってきたから何か思い出に残る物をあげたくなって、小さなぬいぐるみを買って、帰りのバスを降りてからプレゼントした。「これさっきの2,99€のやつじゃん！」と笑いながら受け取ってくれたけど、「ごめん、何も用意してなくて」と謝ってきた。「それじゃあ来月、私の誕生日に一緒にいてくれる？」と約束を取り付けた。
帰宅後に彼が更新したSNSには、2,99€のぬいぐるみの写真と共に「好き」の一言が添えられていた。

幾度もチャンスはあったのに、結局物理的に離れてしまって、燃える事も火傷する事もないまま終わってしまった。ただの思い出だからこそ、心地良いんだろうな。

好きな人に呼び出されて会いに行ったら、クリスマスプレゼントをくれた。ボディーショップのギフトセットだった。
だから勇気を出してバレンタインデーにその人に告白したら、「ごめん、彼女いるんだ」と断られた。
まあ2ヶ月の間に色々変わったんよね、と思うようにしたら、その人からすぐ連絡きて、「もうすぐ彼女と別れるかも。もし別れたら付き合ってくれる？」と言われた。なんかモヤったけどまだ好きだったから、その後別れたと言うのを信じて付き合ったら、案の定浮気相手にされてた。