- なんでも
- カラードレス
- 23/11/11 22:15:45
旧ジャニーズ事務所(現・スマイルアップ)創業者のジャニー喜多川氏(2019年死去)による性加害問題で、被害に遭ったジャニーズJr.(ジュニア)の元レッスン生の男性(55)が取材に応じ、母親に性被害を打ち明けた1カ月後、母親が自殺したことを明かした。遺書には、男性の写真と連絡先を事務所に送ったことへの後悔と謝罪が書かれていた。
母親への告白を40年以上悔やみ続け、「自分の人生はめちゃくちゃにされた。事務所が、今後も子どもを育成しマネジメント業務を続けることはあってはならない」と怒りを込める。(望月衣塑子)
(略)
◆被害を告白すると、母親は言葉を失った
勉強は嫌ではなく塾にも通い、進学校に進み大学に行き、将来は新聞記者になりたいという夢もあった。
被害を受けた後は芸能界に興味がなくなり、受験に気持ちを切り替えた。レッスンには行ったふりをしていたが、ジャニー氏が家に電話をするため、休んだことも母親にはばれたが、とがめられはしなかった。
ところが83年3月、母親が「ジャニー氏から『私立の定時制高校に通わせて事務所で育てたい』と言われた」と言ってきた。それまで母親に逆らったり、怒ったりしたことはなかったが、初めて被害を告白した。「そんなことをするやつと関わりたくない!気持ち悪くて行けるわけない!」と泣きながら訴えた。母親は言葉を発さず、ただただ悲しそうな顔をしていた。
◆「許してください。悪い母親です」
母親との会話は減り、約1カ月後の83年4月19日、母親が自殺した。最初に見つけたのは自分だった。葬儀の後、引き出しから母親が自分に宛てた手紙と修学旅行費用の1万円が入った封筒を見つけた。手紙には、こう書かれていた。
「お父さんが悪い人にだまされていて苦労していた。●●君につらい思いをさせてしまったのは申し訳なく思ってます。許してください。悪い母親です。生活の少しでも足しになればと、安易な気持ちであなたの気持ちも確認せずに、あなたの写真と連絡先を送ってしまいました」
当時は、父親が家を出て行き経済的に苦しいこともよく分からず、性被害の怒りを母親にぶつけてしまった。「定時制
に行きたくない」とだけ言えばよかった。母親を追い込んだ自責の念に、40年以上たった今も苦しんでいる。
(抜粋)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/288852/1
動画
https://www.youtube.com/watch?v=UovjVFrVML0
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