未明の住宅街騒然、男性4人刺され死傷　悲鳴に流血、屋根から炎も

君津市の住宅で15日未明に男性4人が刺され死傷した事件。近隣住民は「悲鳴のような声が聞こえた」「首から血が流れていた」と声を震わせた。現場の住宅では火災も発生しており、未明の住宅街は一時騒然となった。

　事件の通報があったのは同日午前3時40分ごろ。現場近くに住む男性（79）は「4時前にサイレンの音で気付いた。2階から見ると屋根が燃えてバリバリという音がして、窓から煙が出てすごかった。こんな事件が起きるなんて」と驚いた様子で話した。

　60代前半の男性は「誰かが逃げるような足音と悲鳴のような声が聞こえた。男性2人が外に救助され、1人が救急車で運ばれるのを見た。首から血が流れていた」と説明した。住宅の屋根からは1、2メートルほど炎が上がっていたという。

　別の男性（79）は、ストレッチャーに乗せられた男性に女性が「大丈夫？」と声をかけている様子を目撃。「血がべっとりと付いている状態で救急車に乗せられていった。家の中から抱き合うように出てくる人もいた」と話した。
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