藤井聡太王位が注文「かっぽん」ケーキ、話題沸騰　王位戦第2局

王位戦第2局の1日目のおやつに藤井聡太王位が注文した「かっぽん　ベリー・ピスターシュ」

王位戦第2局では、60年ぶりに対局場となった札幌・定山渓温泉の複数のホテルやカフェが昼食やおやつのメニューを考案した。藤井聡太王位が1日目午前のおやつに温泉のゆるキャラ「かっぽん」を模したケーキを注文すると、ネットで「かわいい」「どこで食べられるの」と話題沸騰。コロナ禍に苦しむ温泉地のPRに一役買った格好だ。

「かっぽん」は温泉地の近くの淵に住むかっぱという設定で、おなかの風呂おけがトレードマーク。藤井王位が注文したのは、ピスタチオのムースでかっぱの顔を、クッキーで風呂おけを再現した特製スイーツ。対局場近くのホテル「定山渓鶴雅リゾートスパ　森の謌うた」が1カ月がかりで試作を繰り返して開発した。

藤井王位はタイトル戦でかわいい動物を模したおやつを注文することが多い。過去にも名古屋名物のスイーツ「ぴよりん」、叡王戦を主催する不二家の「コロコロしばちゃん」などが話題となった。

今回も地元の観光協会などに問い合わせの電話が相次いでおり「森の謌」の東海林伸洋支配人は「反響が大きく、予定していなかったが販売も考えている。地域全体が盛り上がるきっかけになれば」と語った。（樋口薫）

2022年7月14日 12時33分
https://www.tokyo-np.co.jp/article/189541