【わからないを最大限に引き出す1対1指導とは?】個別指導塾レベルアップにインタビュー

塾インタビュー

2022年2月に開校したばかりの「レベルアップ」は、札幌市北区に位置する1対1形式の個別指導塾です。マンツーマン指導の他に、読解力を高める速読教材、学習管理システム、自習室まで、追加料金なしで使い放題なのが特徴です。創立メンバーでもある、六本木椋先生にお話をうかがいました。

お話をうかがった先生

六本木 椋(ろっぽんぎ りょう)先生
大学生時代から家庭教師、学習塾の仕事に関わり、地元の総合進学塾に就職。数多くの学習コンテンツ、指導ノウハウを習得。集団指導型の学習塾時代にTERRACEの前身「みんなの速読」に出会い、学習効果の高さを知り、密かに言語学習の可能性を模索。その後、個別指導型の塾で修行をし、札幌市北区麻生で【個別指導塾レベルアップ】を創業。

塾密集エリアにオープンした新進気鋭の個別指導塾


ーー本日はよろしくお願いします。まずは塾の立地について簡単に教えてください。

当塾は札幌市北区の麻生(あさぶ)に、2022年2月に開校しました。この地域は札幌と郊外を結ぶ交通拠点のようなエリアです。ターミナル駅ですので、バスや地下鉄の利用者がとても多く、特に地下鉄の駅としては札幌市のなかでも三番目に利用率が高い駅です。会社員のほか通学に使用する学生も多く、さまざまな塾がひしめく、いわゆる塾銀座となっています。

ーー塾銀座にはたくさんの個別指導塾があると思いますが、レベルアップを立ち上げた経緯について教えてください。

私は以前、大手予備校の講師をしていました。その後、個別指導の講師も経験しました。そこで、集団塾と個別指導塾にさまざまな違いを感じました。集団塾には培ってきたノウハウがたくさんあり、講師もたくさんの研修を受けるので、講師全員が一律に高い教務力を持っています。一方、個別指導塾は学生やアルバイトという立場の人がいることもあり、講師によってムラがあるな、と感じたのです。

そう思った時に、「予備校講師時代に培ったノウハウを使って個別指導塾を立ち上げれば、よりレベルの高い授業を提供できるのではないか?」と思ったのです。そういった思いで、当塾の代表と一緒にレベルアップを立ち上げました。

ーー小中高校生、及び既卒生対象の個別指導塾ですが、現在通われている生徒はどの年代が多いですか?

まだオープンしたてで傾向は定まっていないのですが、現在は高校生が多いです。そもそも当塾は、トータルエデュケーションを目的としています。高校受験、大学受験だけでなく、近年では札幌でも中学受験が注目されるようになってきているので、今後は小学生も多く迎えいれたいと思っています。

すでに小学生向けにレゴを使ったプログラミングのコースや速読のコースも設置しています。最終的には、小学校から高校まで長期に渡ってサポートできるような塾になっていきたいですね。

ーー中学生、高校生で通っている生徒は、どのような目的を持った人が多いですか?

中学生、高校生ともに、受験を目標として入塾される生徒がほとんどです。学校の定期テスト対策が目的という生徒さんは少ないですね。

1対1指導のメリットを最大限活かせる授業

ーー確かに、個別指導塾は先生の教え方が第一ですよね。レベルアップには高い経験やスキルを持った講師がいる。それが最大の売りというわけですね。

そうです。もう1点、他の個別指導塾との違いについてですが、「1対1が意味をなす塾であること」を重要視している点にあります。

一般的に1対1の指導と聞くと、「先生とマンツーマンだからいい」「1対1だから成績が伸びる」というイメージを抱く人が多いと思います。しかし、それは保護者や生徒がなんとなく思っているイメージであって、特に根拠のないものです。

私たちは「マンツーマンならそれでいい」「マンツーマンにすれば誰でも成績が上がる」とは思っていません。せっかく1対1の形式をとるのであれば「1対1ならではの教え方」を極め、最短で効果を出す塾でありたいと考えています。

ーー「1対1ならではの教え方」とは、具体的にどういうことですか?

まず生徒が「わからなくて困っている」「質問を抱えている」という状況を作り出すことです。わからないところはない、という生徒は、1対1の授業を受ける意味もないし、ましてや塾に行く必要もありませんよね。

当塾では、先生の教務力やさまざまなシステムを使って、生徒から「わからない」部分を引き出します。次に、その課題を1対1の指導で解決し、最終的にはその問題を生徒が1人でできるように導きます。それを積み重ねるのが、レベルアップの指導法であり、1対1という形式が意味を持つ瞬間だと思います。

ーー確かに、課題を持っていない生徒に対しては、講師も手助けをすることができません。

その通りです。生徒の「わからない」を効果的に生み出すのが当塾のこだわりであり、強みでもあります。そのためにまず速読や映像授業の「ウイングネット」、吉備学習システムの「メビウス」といったツールを使って、子どもたちが自学できる環境を整えます。そうやって自学を進めている過程で、困りごとが発生し、質問が出るように促すわけです。

ーーまずは生徒が自学できるようになり、次に生徒自身に課題を持たせるということですね。

はい。それには宿題や塾で行う演習の難度設定が大事になってきます。講師はその生徒に対して、全問正解できる問題は基本出しません。だいたい7〜8割の正答率になるようにして計算しています。

そうすることで生徒に「わからない」や「課題」が発生し、もっと高得点を取りたいという意欲が生まれてきます。同時にバツがつくことが苦痛でなくなるんです。「バツがついた問題を、次はマルに変えるぞ」とポジティブに変換できるようになります。

生徒が「わかる」ようになるのは実は簡単なことなんです。講師が最初から最後まで丁寧に説明をすれば、生徒はだいたいわかります。大変なのは、それを「できる」にすることです。生徒には授業でわかった後も「できる」ようになるまで演習をするように指導しています。

ーー子どもの自学する力を高め、「わからない」を引き出すという方法は、講師側に高い能力が必要ですよね。各生徒の基本的な学力や、これまでの勉強過程をすべて把握していないといけません。

そうですね。講師には高いスキルが求められます。当塾ではほとんどの講師が大手塾出身の正社員です。ですので、講師の教務力にも自信があります。講師の質を保つことは時間も費用もかかりますしすごく大変ですが、塾の根底となる部分ですのでとても大事にします。

1対1指導が、1対2以上よりも優れている点とは?

ーー話を少し戻しますが、レベルアップが「1対1」にこだわった理由はなぜですか? 「1対1だと、生徒が問題を解いている間、先生はすることがない。1対2や1対3の方がコスト面も含め実は効率的だ」という意見もあります。

たしかに1対2の場合、Aさんが演習をしているときに講師はBさんに教え、次にBさんが演習をしているときにAさんを見ることができます。講師や生徒にとって、これで十分効率がいいじゃないか、という考え方もあると思います。

当塾は完全1対1の形式をとっているからといって先生が60分間しゃべり続けているわけではありません。生徒からしても、講師がずっと隣で解説していては苦痛です。では、講師は生徒が課題に取り組んでいる間、何をしているのかというと生徒の横にいて、その生徒がどういうプロセスで考えているのか、どういう計算式を使っているのかなどをずっと見ています。

ーー1対1だからといって、手取り足取り教えているわけではないと。

私は講師としての大事な能力のひとつとして「待つ」ことがあると考えています。大人になるとどうしても、先に先に手を打ちたくなってしまいます。間違いを起こしそうな子どもがいれば、つい先に「それはダメ」「違うよ」「こうしたらどう?」と言ってしまいたくなります。気持ちはわかりますが、それでは生徒が伸びません。間違いを経験させることも大事なプロセスです。

ーー各生徒の学力管理や、日々の学習履歴は何らかのシステムを用いているのですか?

はい。当塾では「Comiru」というシステムを導入し、生徒の成績をすべてバックアップしています。点数だけではなく、この問題のどこでつまずいたかまですべて共有できるようになっているので、講師もすべてを把握することができます。そういった最先端のシステムを活用している点も当塾の強みのひとつですね。

生徒の多様性を受け入れられる講師陣

ーー1対1だと、保護者や生徒にとって一番気になるのが講師についてです。どのような講師が在籍していますか?

ほとんどが正社員の講師です。大手の集団塾出身者も多く、責任感が強い講師が揃っているのでご安心ください。また学生の講師も数名在籍しています。中高生からすると、身近なお兄さん、お姉さん的存在の年の近い先輩講師の話は刺さります。経験談も参考になるし、生徒側も相談もしやすい。

また、学生講師は自分自身つい最近まで受験勉強をしていたこともあり、知識も豊富で賢い人も多いです。そういった点からも、今後は学生の講師も積極採用していく予定です。講師採用の際、中身の面で重視していることといえば「許容力」です。どんな生徒でも受け入れる力がある人、ということですね。

たとえば、生徒のなかには、高校生でも中学生の問題ができない子がいます。そんな生徒に「なんでわからないの?」と言うのではなく、「じゃあ、1から一緒にやろうよ」と言えることが絶対に必要です。生徒としては、まずは中学生の問題が解けるようになるために塾に来ているのです。ひとりひとり個性が違う生徒を「受け入れられる講師」を意識して採用しています。

読解力を高める「速読」は使い放題!

ーーレベルアップでは「速読」が必須としてコースに組み込まれています。なぜ「速読」が必須コースなのでしょうか。

当塾の考える速読の効果とは、「速く読めるようになる」ことではなく、「文が読めるようになる」ことです。私も長年教育現場に携わっていますが、子どもの読解力低下が本当に著しいと実感しています。いわゆる「字は読めるのに文が読めない」子どもが多いのです。速読を通して言葉に親和し、言葉をたくさん聞いて、読んで、書けるようになってほしいです。

ーー文章を正しく読めるようになることは、子どもだけでなく大人になっても必要なスキルですよね。

そうです。そこで、当塾では「速読」をオプションではなく、生徒全員が自由に使えるようにしました。塾のコースに速読が必修で入っているのは、北海道で当塾だけです。授業では、まずは30分速読を行うように決めていて、授業がない日でも自習室で取り組んだり、自宅のタブレットで受講することもできます。速読は小学生だけでなく、中高生にも大人にも有効なツールです。当塾では講師もみんなやっています。

集中特訓ができる講座も


ーー今後は受験やテスト対策に特化した特別講座も設置する予定とうかがいました。どのような内容ですか?

主に、集団授業形式で行う講座になります。私をはじめ、集団塾で講師をしていた経験を持つ者がいるので、定期テストの前などに集団授業形式の講座を開き、1対1では培われにくい競争力を高めます。また、1月に行われる共通試験に向けて、北海道では珍しく大晦日と元旦にも講座を開講する予定です。こちらは、集団授業形式で1日12時間、授業と演習を繰り返して、追い込みをかけるハードなものとなります。同様の内容をお盆にも行うことにしています。

ーー大手塾との違いとして、レベルアップは札幌という地域に根ざした塾という特徴もありますよね。

はい。大手の個別指導塾はFC(フランチャイズ)が多いです。そのため、ノウハウや教え方が全国共通となっています。一方、当塾は、地域に特化した個別指導塾ですので、地域の学校ごとの定期テストの傾向も把握しています。

もっというと「あの学校の●●先生はこんなテストを出すことが多い」ということまで分析できることもあります。そういったきめ細かな定期テスト対策がとれることは、全国規模の塾とは異なる点だと思います。その強みもこれからもっと活かそうと思っています。

ーー夏休みなどの長期休暇の時期は、授業の回数を増減する人が多いと思います。どのくらい増やせばいいか、などはどのような流れで決めるのですか?

まず親子面談をして、必要な学習量を共有します。授業回数を増やすべきなのか、現状維持で大丈夫なのか。「夏休みは学習量を増やして、わからなかったここの部分をクリアにしましょう」などとできるだけ具体的に話し合います。そうやって増やしたコマは、内部生の場合通常の40%引きの値段で提供しています。せっかくの長期休みにも関わらず「勉強を頑張りたい!」という生徒を応援する気持ちも込めて、金額も抑えめに設定しています。

わかりやすい料金体系で最上級の学習環境を提供

ーー授業料に関してうかがいます。レベルアップでは授業料をホームページで開示しています。しかし、塾によっては授業料を明示していないところや、一見基本料金だけを見るとお得に見えるものの、実際はオプションをいくつか加えることで、合計金額が高くなってしまう塾もたくさんあります。

個人的な見解として、塾業界は授業料に関してグレーゾーンにしている傾向が強いと思います。もちろん、費用ではなく授業内容をきちんと見てほしい、という塾側の思いがあることもわかります。

しかし、私は開塾するにあたり、料金も見てから決めてほしいと思い、授業料をオープンにすることにしました。中高生だと週1回60分25,500円、受験生だと週1回60分31,500円です。受験生が週2回を選択した場合5万円を超えるので、決して安い部類とはいえません。

ただし、この金額は、映像授業のウイングネット見放題、速読し放題、iPadを使った学習、教材出力システムの使用、自習室の使用、すべて込みとなっています。オプションで後からお金がかかるということはありません。すべてのシステムを使えるようにして、最上級の価値のある教育を提供したいという理念があるからです。

集中しやすい環境と、保護者にも便利なツールを採用

ーー教室はどのような雰囲気ですか?
1対1の授業スペースは、静かで一定の緊張感があります。塾に来ることで生徒も勉強のスイッチが入るようにしてほしいと考えています。インテリアは「未来を目指す」という意味で、未来っぽく白の机と椅子を設置しています。授業スペースの他には、使い放題の自習ブースやカフェスペースもあります。

ーー入退室管理や保護者との連絡ツールはどのようにしていますか?

先ほどお話ししたComiruというシステムで入退室管理、保護者への指導報告書の送付、面談予約や請求書の発行などを行なっています。一つのシステムで多くのことが完結できるので、保護者からも好評をいただいております。

ーー最後に、レベルアップは生徒にとってどういう存在・場所でありたいですか?

一言でいうと、レベルアップに来て「自分自身をレベルアップ」してほしいです。別に塾を好きにならなくてもいいし、先生と仲良くならなくても構いません。卒業したら塾のことを忘れてしまっても構いません。それより、自分の将来のためだけにこの塾を活用しつくしてもらいたい、というのが正直な気持ちです。

そもそも勉強や受験というのは、周りの大人を巻き込んで自分を高めていくもの。塾もその一つです。どうせ周りを巻き込むなら、とことん頼って、自分自身を高めてほしいです。その結果として、将来レベルアップのことを覚えてくれていたのなら嬉しいです。

ーーレベルアップに興味を持っている人へメッセージをお願いします。

常に無料体験をしているので、まずはぜひ体験してみてください。他にも、先ほど申したような短期のイベントもこれからたくさん始める予定です。5,000円で1ヶ月通えるイベントなども準備しています。一度見て、体験して、他塾と比べて決めていただければ。

ーー本日はありがとうございました。

取材協力:個別指導塾レベルアップ
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〈取材監修:塾シル〉
〈聞き手:延藤素康〉
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