小学生・中学生・高校生の塾選びなら【塾シル】|塾・学習塾の検索サイト

4.いつから塾に通うべき?
調査データ・コラム

2022.08.01

2024.01.10

4.いつから塾に通うべき?

このページではいつから塾へ通うべきか?という疑問を解消するために、文部科学省の令和3年度「子供の学習費調査」を参考に学校種別ごとの通塾率を記載しています。

お子さんをこれから塾へ通わせようと考えている方や、将来的にお子さんを塾へ通わせることを検討している方は、是非参考にしてください。それでは、学校種別ごとに入塾率をみていきましょう。

幼稚園生の場合

文部科学省が令和3年度「子供の学習費調査」で発表した学習塾費の支出のうち、支出0円を通塾していない、支出1円以上を通塾していると定義すると、幼稚園生の通塾率は公立で約14%、私立で約19%とそれほど高くありません。

ただ、幼稚園生を対象とした塾は多数あります。授業の内容も様々で、学児保育型の塾や英会話教室、音楽やスポーツに受験向けなど様々あります。3歳~5歳の間は、人としての感性を養う大切な教育期間となりますので、是非塾へ通うことを検討してはいかがでしょうか。

子どもを塾に通わせていますか?(幼稚園生)
文部科学省 令和3年度「子供の学習費調査」データを参考にグラフを再現

小学生の場合

小学生の通塾率は、公立で約39%、私立で約73%となっています。私立は約7割の子供たちが塾へ通っているんですね。

小学生から塾へ通うことの目的として中学受験が挙げられます。近年の中学受験の傾向として小学校の授業範囲と入試の試験内容がかけ離れていることから、受験生は進学塾へ通うことが一般的になっています。

次に、基礎学力の向上や学習習慣を身に付けさせるために通わせるケースがあります。高学年で習う内容は中学校での基礎となりますので、授業内容を理解させるために塾へ通わせているようです。

子どもを塾に通わせていますか?(小学生)
文部科学省 令和3年度「子供の学習費調査」データを参考にグラフを再現

中学生の場合

中学生の通塾率は、公立で約70%、私立で約54%となっています。公立が私立をやや上回っているようです。

中学生が塾へ通うことの目的は、高校の受験対策になります。具体的には、入試対策と内申点対策が挙げられます。また、中学校の3年間は将来を大きく左右する大切な時期になります。目先の高校受験だけでなく、その先の大学受験や就職試験も視野に入れて、将来の目標を実現するために最適な進路を見つける時期だからです。そのため、将来のなりたい自分になるために、将来を見据えた志望校を選択し後悔のない高校受験をしてください。

入試対策であれば3年生からの受験勉強でも遅くはありませんが、学習習慣の定着や内申点の決め手となる定期テストの対策を考えると1年生~2年生からの通塾をおすすめします。

子どもを塾に通わせていますか?(中学生)
文部科学省 令和3年度「子供の学習費調査」データを参考にグラフを再現

高校生の場合

高校生の通塾率は、公立で約33%、私立で約38%となっています。私立が公立をやや上回っているようです。

高校生が塾へ通うことの目的は、大学の受験対策になります。塾へ通うタイミングとしては、1年生から通い始めるケースと、2年生の秋から3年生の春にかけて通い始めるケースの2つに分かれます。

大学受験の場合、志望校の学部によって出題内容や対策方法が異なるため、一人で乗り切ることが困難です。そのため、志望校に即したカリキュラムや入試傾向を把握するために塾へ通います。

文部科学省 令和3年度「子供の学習費調査」データを参考にグラフを再現

さいごに

学校種別ごとに通塾率をみてみると中学生が最も高いことがわかります。それだけ高校受験を成功させるために多くの親御さんがお子さんを塾へ通わせていることがわかります。これからお子さんを塾へ通わせようと考えている方はこの通塾率の数値を参考にしてみてください。

参考:文部科学省 令和3年度子供の学習費調査「2 調査結果の概要」

※本記事に掲載している情報は記事執筆時点のものです。料金・キャンペーンなどの最新情報は各教室にお問い合わせください。

一緒に読まれている記事