専業主婦は社会的に消えゆく存在へ へのコメント（No.410）

地域は知らんけど、「貧困専業主婦」って上野千鶴子さんが言ってたね。裕福で働く必要がないから家事育児に専念する妻に対して、夫の稼ぎだけでは充分でないのに頑なに「妻は家庭を守るもの」と、子供が手を離れても自らの居場所を自宅以外に求めない女。心身に何らかの障害を抱えている場合もあるが、多くは働く、稼ぐ能力がない。自分が育った家庭の「男は外で働き、女は家庭を守る」という価値観から離れられないから。そしてその価値観や能力は遺伝または親からの刷り込みで受け継がれ、貧困は連鎖していく…という感じの論調だった。
親が自分の時代に当たり前だった価値観を、子どもに押しつけちゃいけないし。子は子で自分の価値観は自分で築き上げていかなくてはね。
うちは両親とも低学歴で、本なんてせいぜい推理小説しか読まなかった。女は勉強なんてしたら嫁の貰い手がなくなると本気で考えてて、私は高校では学年トップクラスの学力だったけど4年制大学は行かせてもらえなかったよ（社会人として自費で卒業）。
働きながら独学で資格を取り、おかげで子育て後十数年のブランクを経てもとの業界に再就職できた。
大人しく親の言う通りに見合いして嫁に行ってたら、今の私はないな。貧困専業主婦だったかも。