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「朝の小1の壁」で親が転職も?こども家庭庁が初の全国調査へ
2024年7月4日 16時03分
子どもが小学校に進学すると保育園よりも登校時間が遅くなり、親の出勤時間にも影響して仕事が続けにくくなったり、親が出勤したあとに子どもが登校時間までひとりで過ごしたりすることは「朝の小1の壁」と呼ばれています。
こども家庭庁はこうした家庭への支援を検討するため全国の自治体を通じて初めて実態調査を行う方針を固めました。
「朝の小1の壁」は子どもが小学校に進学したことで登校時間が保育園の預ける時間よりも遅くなるために親の仕事や子どもの朝の居場所に影響が生じる問題です。
共働きや1人親の家庭では、働き方の変更や転職を余儀なくされたり、子どもが登校時間まで1人で家で過ごさなければいけなかったりするほか、親の出勤時間に合わせて子どもが朝早く家を出て校門の前などで待たなければならないなどの問題もあると指摘されています。
一部の自治体では専用の人員を配置して登校時間の前に開門し学校で預かる取り組みなども始めていますが、こども家庭庁は共働き世帯の増加や教員の働き方改革が進むなかで、対策を検討する必要があるとして初めての実態調査に乗り出す方針を固めました。
具体的には「朝の小1の壁」がどの程度、問題となっているのか全国の市区町村に聞いたうえで課題や地域差を明らかにするほか、保護者からどのような支援のニーズがあるのかや、子どもの朝の居場所を確保するために独自に行っている取り組みについても調査することにしています。
こども家庭庁は、この秋にも調査を実施する予定でその結果などをもとに地域の実情に応じた対策を検討していく考えです。
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