- なんでも
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「私もみんなと同じ中学に行きたい」名前を挙げたのは近隣の私立中学。友達が中学受験を目指していると知り、娘も影響を受けたよう。さらに、「友達の家はホテルみたいで、ピアノがある」「英会話や習字も習ってる」と話し、自分もピアノや塾に通いたいと言いだした。夫婦は公立中学・高校から私立大学に進んだ経験しかなく、娘も同様の進路を想定していた。しかし、タワマンに住む子どもの親は、鈴木さん夫婦のはるかに上をゆくような高所得者(経営者や役員など)が多く、教育費に多額を投じる環境に驚いた。習い事程度なら対応可能だが、ピアノ購入や中学受験となると家計が厳しく、物価高も相まって不安が募る。娘にはピアノを我慢してもらい、英会話教室と塾に通わせることに。すべての希望は叶えられませんが友達と一緒に通えるため、娘も納得。ところが夫の会社では組織の大幅編成があり、マイホーム購入時には想定もしていなかった転勤話が浮上。単身赴任になると手当があっても二重生活で出費が増え家計が圧迫される。話し合いの末、タワマンを売却し、家族一緒の生活を優先することに。妻のテレワークを活かし、都心から離れた場所で一軒家を購入。数年かけて資産形成し、やっとの思いで手に入れたタワマンはわずか1年で手放すことになったものの唯一の後悔は、ライフプランを見誤り、娘を友達から引き離したことだという。娘を悲しませないよう、無理のない人生設計を立て直している。救いは、タワマンがすぐに売れたこと。夢に固執せず家族の幸せを選んだ判断は正しかったと信じている。鈴木さんは「最近妻と娘が韓国アイドルにハマっているので、年1回は韓国旅行に連れていければ!」と前向き。住宅ローンを組む際には、将来のライフプランの変化や収入の変動、家族構成の変化など、さまざまなリスクを考慮した無理のない返済計画を立てることが重要です。夢の実現も大切ですが、家族の幸せと将来の安心を両立させるためには、柔軟な対応と長期的な視点が必要不可欠。
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25/04/16 14:13:02