- ニュース全般
- からす
- 18/11/26 16:27:35
11才の少女が紡ぎ出す素朴な言葉に、集まった聴衆が身を乗り出して聞き入り、感動し、ついには涙を流す人もいるという。そのトークショーは全国各地で行われ、感動の輪は広がっている。「あの子は本当に神様かも…」聴衆にそう言わしめる少女に話を訊いた。
「人間に生まれる前の私? かみさま…空の上で、かみさまをやってました」
にこやかに落ち着いてそう話すのは、すみれちゃん(11才)。どこにでもいそうな小学6年生の女の子だ。ところが、その言葉一つひとつに驚かされる。
「宇宙にはかみさまや天使さん、魂や見えない存在たちがいる。魂は、たくさんの経験をするために地球に来ているんだよ」
「位の上のかみさまは他のかみさまにいろいろ教えたりするんだよ」
「かみさまは人の形をしていて、金色の服を着ることが多い。かみさまって、みんな優しくって、おもしろいんだよ」
なんとも荒唐無稽な空想のように聞こえるが、「かみさまの仕事」の話に至ると、グイッと引き込まれる。
「かみさまのいちばんの仕事は、魂からの『このお母さんのところに行きたい』っていうリクエストを聞いてあげること。それはいちばん上のかみさまにしかできない」
「私の場合は、最終的にママを選んで、この世に生まれてきたんだよ」
◆お腹の中にいたときからママの声は聞こえてた
思わず言葉を失った記者に、同席していたすみれちゃんの母・ゆきさん(46才)がこう補足する。
「私も最初は半信半疑でした。数年前、すみれと一緒にあるトークショーに行ったら、ポツリと言ったんです。『ママ、オーラが見えるのって普通のことじゃないんだね…』って。それをきっかけに話をじっくり聞き込んだら、すみれに不思議な力が宿っていることに気づいたんです」
生まれたときからかみさまと話ができたこと。自分たち母子を見守ってくれている存在やオーラが見えていること。教えてもいないオーラやチャクラについて熟知していたこと等々――すみれちゃんは生まれながらにして、不思議な力があったのだという。
「思えば、すみれが生まれる前日、『明日が出産予定日だよー』とお腹に語りかけたら、突然、破水したんです」(ゆきさん)
「だって、『生まれていいよ』ってことだと思ったから。ママの声、全部聞こえてて、お腹から出ようと思って蹴ったら、そうなっちゃった」(すみれちゃん)
「で、その場にいた助産師さんがあわてていたら、ピタッと陣痛が止まったんです」(ゆきさん)
「だって、そうしなきゃって思ったから。赤ちゃんってみんな、ママとかお腹の外の声は聞こえているし、わかっているはずだよ」(すみれちゃん)
なんとも不思議に聞こえるが、こうした現象は決してありえないことではないという。産婦人科医で池川クリニック院長の池川明さんが解説する。
「母親の胎内にいた時や出産時の記憶を胎内記憶といいます。欧米では1970年代から胎児や新生児の力とその時期の記憶に関する研究がなされており、私も20年ほど前から研究を始めました。これまで1000人超の母子への聞き取り調査を実施してきましたが、約3割の子供に胎内記憶があることがわかりました」
胎内記憶は言葉が話せるようになって間もない2~4才の子に圧倒的に多く、「暗くてあたたかかった」「水の中に浮かんでいた」などといったシンプルな記憶もあれば、かなり詳細な記憶もあったという。
「医学的には、味覚は妊娠12週、嗅覚は15~16週、聴覚は20週、痛みや温度といった皮膚の感覚は33週から胎児に備わるとされています。視覚の発達が最も遅く、生後8週間たってようやく、物の形や色の違いがわかるようになります。
胎内記憶に関する証言を聞くにつれ、私は確信しました。胎児は、私たちの感覚でいう“見る・聞く”で物事を判断しているのではなく、五感をフル稼働して感じ、脳でなく、細胞一つひとつに記憶しているのだと」(池川さん)
http://news.livedoor.com/article/detail/15647930/
※女性セブン2018年11月29日・12月6日号
- 0 いいね
No.-
1
-
からす