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- 16/07/20 19:02:46
12日放送の「ひるおび!」(TBS系)で、自民党東京都連が党内に通達した文書の内容に、出演者からの批判が相次ぐ一幕があった。
番組では「告示まであと2日 都知事選」と題して、7月31日の執行日が迫る東京都知事選挙について特集した。スタジオには、政治アナリストの伊藤惇夫氏を迎え、様々な角度から都知事選を検証していた。
各候補者の出馬表明が相次いだ中、自民党からの推薦を取り下げた小池百合子氏について、伊藤氏は「現段階でいうと、自民党と戦っている自民党員」という印象を語り、スタジオでは笑い声があがった。
そこで、小池氏が自民党から受けている圧力のひとつとして伊藤氏は、自民党の東京都連が党内に通達したとされる、「都知事選挙における党紀の保持について」と題された文書に言及。
伊藤氏によれば、これは明らかに小池氏を攻撃する内容で「(自民党系の)各議員(国会議員、都議会議員、区会議員、市会議員)が、もし小池さんを応援したら、親族も含めて(自民党から)除名の対象にするぞ、という文書を出してるんですね」と、内容について説明した。
スタジオに用意されたこの文書の写しには、確かに「各議員(親族等含む)が非推薦の候補を応援した場合は、党則並びに都連規約、賞罰規定に基づき、除名等の処分の対象になります」と明記されている。
この内容に、司会の恵俊彰は「もう、(自民党系議員は、党が推薦する)増田(寛也)さんに入れないとダメよ! ってことでしょう?」と指摘すると、伊藤氏は「要するに、小池さんは敵だと。完璧にそういう捉え方をしているわけですね」と、都知事選での候補者と自民党の関係性を語った。
一方で伊藤氏は「不思議なのは、応援した人を除名の対象にするというなら、その前に、小池さんをなぜ除名しないのかな? って」と、根本的な疑問をとなえた。また、自民党の党則にも、親族を除名する賞罰は元々無いのだそうだ。
これには、ジャーナリストの大谷昭宏氏も「党則にですね『親族を罰する』なんて書いてあったら、そんな党則が通るわけないですよね? 『なんだ、うちの党は。北朝鮮か!』と、なるじゃないですか」と、厳しく批判しつつ、笑いを誘った。
さらに大谷氏は「急に親族まで出してくると。なまじなケンカじゃないなと思いますね。これは遺恨を残しますよ」と、文書の内容が後々、影響を及ぼす可能性があることを示唆していた。
ライブドアニュース
http://news.livedoor.com/article/detail/11760983/
【自民都連とは】
各政党は、都道府県別に支部を持っており、各支部で議員の推薦や公認を行っています。
各政党の東京都にある支部連合会を『都連』と呼びます。
つまり『自民都連』とは『東京都にある自民党の支部連合会』の事です。
なお、都連の会長には大きな権限があります。
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