静岡・裾野市の保育園で明らかとなった虐待事件で。２３日、大きな動きがあった。
暴行の疑いで逮捕されていた３８歳の元保育士が、２３日、「処分保留」となったことが分かった。
１歳児などへの虐待が発覚した裾野市の
「さくら保育園」では、１２月４日、
元保育士の３人が暴行の疑いで逮捕された。
勾留期限の２４日を前に、担当弁護人によると、
２３日、地検沼津支部は「園児を宙づりにした」
疑いで逮捕された３８歳の元保育士を
「処分保留」としたことが分かった。
一方、「別の園児の顔を押した疑い」で逮捕されていた３０歳の元保育士と、
「さらに別の園児の頭部を殴打した疑い」で
逮捕されていた３９歳の元保育士については
処分が分かっていない。
このうち３９歳の元保育士の担当弁護士が、
ＤａｉｉｃｈｉーＴＶの取材に応じた。

（３９歳の元保育士の担当弁護人 原 孝至 弁護士） 「遊具に上った園児がいて、慌ててとっさに
バインダーでそれ以上登らないようにということをしてしまって、それは大変不適切だったし
申し訳なかったと繰り返し述べている」
「しかるべきタイミングで謝罪したいと
彼女も申しており、今後、園と連絡を取って
どういう風に謝罪していけばいいのかを考えたい」 このように話し、検察庁からの連絡を待っているという。

（松原 大祐 アナウンサー）
ここで３人の元保育士の虐待行為についてまとめる。
保育園側の説明によると３０歳の元保育士は…
睡眠中の園児に「ご臨終です」と何度も発言。
園児を捜す際、デブ、ブスなど暴言を浴びせる。
給食を食べない園児の頬をつねり頭をたたくなど。

３９歳の元保育士は…園児の頭をバインダーでたたいたという。

３８歳の元保育士は
…担当ではない４歳児をカッターナイフで脅す。
園児の足をつかみ宙づりにする。
感染症の疑いがある園児の尻を他の園児に触らせるなど。

そして、２３日、この３８歳の元保育士の弁護人のもとへ、検察から「処分保留」にしたとの連絡が
あったという。

それ以外の３０歳の元保育士と３９歳の元保育士については分かっていない。

ここからは元東京地検特捜部副部長などを歴任し、刑事事件に詳しい若狭勝弁護士に解説して頂く。

若狭さん、「処分保留」となった。
これについてはいかがか？

（若狭勝弁護士「処分保留」についての解説）
「処分保留」となったことで、
起訴・不起訴をいったん保留され、釈放となるが、
今後、３８歳の元保育士はどうなるのか？

（若狭勝弁護士「３８歳の元保育士の今後」についての解説）
「処分保留」になった理由は？
（若狭勝弁護士「処分保留の理由」についての解説）
今回の事件では、問題の発覚から５日でスピード
逮捕、さらに勾留を延長して捜査がつづけられてきた。　
若狭さんは、これについてはどうみているか？

（若狭勝弁護士「スピード逮捕と勾留延長」についての解説）

若狭弁護士は東京地検特捜部など検察官としての経験も長いが検察側の立場として、
今後、捜査はどのように動いていくと考えられるか？

（若狭勝弁護士「捜査の今後」についての解説）
残る２人についても、近く処分内容が決まるものとみられる。