- なんでも
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>>175
この数字を額面通りに受け取れば、「ワクチンは接種した人の方が死に近づく」と理解できるかもしれないが、実際はそうではない背景があるようだ。
打っても感染はする
血液内科医の中村幸嗣さんは「そもそもワクチンを打った人が、死亡リスクの高い人である可能性がある」と指摘。
「日本と同様にイギリスもリスクのある人を優先して接種を始めたので、ワクチンを打った集団に高齢者が多く、打たなかった集団には若者が比較的多かったのでしょう。わかりやすく言えば、ワクチンを打ったけれど寝たきりの老人と、ワクチンを打たなかったが外で遊び回っている若者の、どちらが感染したときに命を落としやすいかということです。従ってワクチンを接種したら死亡率が5倍になるという数字は単純に鵜呑みにできません」
イギリスでは7月下旬現在、ほぼすべての新規感染者が、4月頃にインドから流入したデルタ株だ。多いときで1日1500人超、計12万人を超える人が新型コロナで命を落としたイギリスだが、ワクチンが行き渡りつつあるいま、感染力が強いデルタ株でも、死亡者は1日数十人にとどまる。公衆衛生局によれば、デルタ株でも入院に至る重症化を1回接種で8割弱、2回接種では9割超防げるという。
実際、先の調査でも、死亡者の大半を占める高齢者層(50才以上)において、ワクチン未接種の感染者の死亡率は5.6%で、2回接種の人の死亡率1.64%を大幅に上回った。- 2
21/10/15 15:44:34