生理の貧困 2割が生理用品買えない

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  • 匿名
  • 21/03/05 13:27:49

生理用品を満足に買えない「生理の貧困」が、若者の間に広がっています。学生らの団体による調査では、2割の学生が購入に苦労していました。一方、緊急事態宣言の延長方針で、卒業旅行を諦めた人も。コロナがもたらすそれぞれの実態を、高校生に聞きました。
■卒業旅行「中止」…宣言“延長”で
4日夜、東京・渋谷で、卒業を間近に控えた高校3年生(18)に話を聞きました。
「友達と卒業旅行に行こうと(思っていました)。卒業が3月中旬なので、そこから1週間以内で出かけられれば(と考えていました)」
4か月前から、友人6人と石川県への卒業旅行を計画。旅行雑誌も買って、プランを考えていましたが、中止になりました。高校生は「(緊急事態宣言が)2週間延長されるなら、やめようか、ということで、その話はなくなりました。みんな大学もバラバラになっちゃうので、いつ会えるか分からない。誰も責められないので、ただ、行きたかったなと(いう思いです)」と悔しがります。
高校生最後の思い出が、コロナで奪われました。
■収入減「ピルの薬代が難しく」 
一方、別の高校3年生(18)が明かしたのは、いわゆる「生理の貧困」です。
「収入が家計全体で減ってしまって、生理用品を買いにくい家計状態になりました。低用量ピルを飲んでいて、生理痛の緩和をしていましたが、薬代が難しくなって(やめました)」
建築系の仕事をする父親は、コロナの影響やけがで、収入が半減。食費を切りつめていて、生理用品にお金を回すことが難しいといいます。
高校生
「コロナ前より安いナプキンを使うようになりました。特売の時に安いナプキンを買っておくのですが、20数枚入っているのを100円くらいで買っています」
岩本乃蒼アナウンサー
「ナプキンを使うペースは変わりましたか」
高校生
「変わりました。最近なんかは、(生理の)最後辺りになると、1日同じものをつけたりして減らしています。違和感とか、ちょっと汚いなと思いながらも、我慢するしかないなと思っています」
■団体が調査「想像以上に深刻」
大学生が中心の団体「#みんなの生理」が高校生以上の学生を対象に、「生理の貧困」についてインターネット上でアンケートを行ったところ、3月2日時点で671件の回答があり、過去1年間に「経済的な理由で生理用品を買うのに苦労した」という学生が、20%にのぼることが分かりました。また、「生理用品を買えなかったことがある」と答えた学生も6%いたということです。
このほか、「生理用品を交換する頻度を減らしたことがある」と答えた学生は37%、「トイレットペーパーなど生理用品ではないものを使った」と答えた学生は27%でした。
4日夜、この団体はSNSのライブ配信を行いました。共同代表は「私たちが想像している以上に深刻な数字が出ました。今後、なんかしら生理用品を必要な人に届ける仕組みをつくっていきたい」と話しました。

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