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- 18/08/03 08:48:28
◇府警、死因を「胃の破裂による致死性不整脈」と発表
堺市で今年2月、小学3年生の長男、福本陽生(はるき)さん(9)を殺害したとして両親が殺人容疑で逮捕された事件で、市は2日、大阪府警から虐待の疑いを指摘されたのに、本人に確認しないまま母親の裕子容疑者(34)を保育士として採用し、こども園で勤務させていたことを明らかにした。
堺市によると、幼保運営課は今年2月13日、裕子容疑者の採用を決定。4月から幼保一体型のこども園での勤務が決まっていた。
陽生さんが死亡しているのが見つかったのは2月17日。経緯に不審な点があり、妹(2)や弟(9カ月)もいたため、府警は同27日、「虐待の恐れがある」と市の児童相談所(児相)に通告した。
市は3月30日に開いた会議で、見守りが必要な家庭として裕子容疑者の情報を共有。幼保運営課もその情報を得たが、本人に確認しないまま、4月からこども園で勤務させた。
しかし、市が7月10日に裕子容疑者と面談した際、「子供のことを思い出すとつらい」と話したため、翌日から市役所の事務員に配置換えしたという。
この間、市は健康診断などを通じて妹や弟の安全を確認したものの、裕子容疑者や父親の徹也容疑者(35)とは関係悪化を恐れて面談しなかったという。
市は「虐待の確たる情報がない中で採用を留保することは本人の不利益になると考えた。複数の保育士が働く職場に配置するなど注意したので、問題はなかった」と説明した。
一方、府警は2日、陽生さんの死因を胃の破裂による致死性不整脈と発表した。持病がなく、目立った外傷やあざもなかったため、府警はみぞおち付近を強く踏みつけられた可能性があるとみている。【村田拓也、伊藤遥、竹田迅岐】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20180803-00000002-mai-soci
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