熱中症予防プロジェクト

ママの疑問に救命救急医が答える!
子どもを熱中症からどう防ぐ?どう守る?

毎年夏になるとママ達からの関心が高まる「子どもの熱中症」。
ママスタでは帝京大学 医学部 教授 三宅康史先生をお招きし、
ママ達に子どもの熱中症をどう予防するかについて教えていただきました!

三宅康史先生
三宅 康史先生
帝京大学 医学部 教授
 

1熱中症の特徴は?

熱中症はなぜ起こる??
人間は活動するたびに熱を発生させています。実にエネルギーの6割くらいが熱に変わっているんですね。
普段はその熱を体の表面から外気に放出したり、汗をかいて冷ましていますが、外気温が高いと熱を逃がす効率が悪くなり、オーバーヒートを起こして様々な症状が出ます。これが「熱中症」です。
急な暑さや、暑い日が長く続いたときが要注意!
熱中症で来院する人の数をみると、梅雨が明けて急に暑くなったときや、曇りや雨が続いた直後の晴天の日に多くなっています。体が暑さに慣れていないため、気温の上昇についていけず熱中症の症状が出やすいんですね。
また暑い日が続いたときも、体に熱が蓄積され熱中症になりやすいため、注意が必要です。
子どもの様子をよく見ておくことが大事!
子どもは調子が悪いときに熱中症になりやすいので、食欲はどうか、下痢などしていないかなど、子どもの様子をよく見ておくことも予防に役立ちます。
また実際に症状が出た時にも、熱中症なのか、それとも風邪など他に原因がある症状なのかを判別しやすくなりますね。

三宅康史先生
ママスタ座談会のママたちに三宅先生がわかりやすくレクチャーしていただきました。

座談会の様子

2熱中症予防のチェックポイント!

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子どもの様子をよく観察!

  • 体調はどうか
  • ひどく汗をかいていないか
  • ずっと暑い場所にいなかったか
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水分をとろう!

  • 水分補給はこまめに
  • 外出や入浴の前後に水分補給
  • 汗をかいたら塩分補給も忘れずに
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生活の中でひと工夫!

  • 首筋や脇を冷たいタオルで冷やす
  • 風通しのよい服装
  • エアコンで室内の温度と湿度を調節

3ママ達の質問に先生が答える!

Q. 熱中症になるとどのような症状が出ますか?

座談会の様子2
様々な症状があり、重症度によって3段階に分けられています。
  • 重症度Ⅰ 家庭で応急処置(改善しない場合は医療機関へ)
    元気がない 大量の汗 水分をやたらと欲する 筋肉の痛みなど
  • 重症度Ⅱ 応急処置をして医療機関へ
    ぐったりしている 吐き気・嘔吐 自力で飲めない おしっこが出ないなど
  • 重症度Ⅲ 119番で救急隊の要請を!
    全身のけいれん 汗をまったくかかない 立てないなど

Q. 家庭でできる応急処置には何がありますか?

座談会の様子3
  • とにかく体を冷やすことが重要です。脇や鼠蹊部に保冷剤をタオルでくるんであて、水分を補給します。
    外出時などで保冷剤がない場合は、ペットボトルなどを買って代用するといいですね。水分は飲みにくそうにしていたら、少量を多回数与えるとよいです。
    汗を大量にかいている場合は塩分の補給も大事です。水分が自力でとれなかったり応急処置をしても改善しない場合は、医療機関を受診しましょう。

Q. 母乳育児中なのですが、水分をどう補給したらよいでしょうか?

  • 水分を摂取できていることが大事なので、母乳が飲めていれば大きな問題はないと思います。
    風通しをよくしたり脇を冷やしたりして、体の表面から熱を逃がすような工夫をしてください。

Q. 風邪の発熱と熱中症の症状をどう見分ければいいでしょうか?

  • 風邪の場合は、発熱する数日前から調子が悪かったり、咳や鼻水などの症状が出ていることが多いので、
    日ごろからお子さんの様子をよく観察していると判別しやすくなると思います。

座談会の集合写真
座談会に参加していただいたみなさんと記念写真