- 下話
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どうしても彼に会いたい。無性にそんな衝動にかられ急いで彼との待ち合わせ場所へ向かいました。
久しぶりに会った彼は前より少し大人びて見えて、ふと目が合った瞬間“ドキッ”…私の心も体も彼を激しく求めていました。
彼もそれを察したのか、それとも私と同じくときめいてくれたのか、「夜景でも見に行こうか」と誰もいない公園に車を停めました。
私はあの事を言わなくてはいけないと思いつつ、つい言い出せずにいました。
どれくらい歩いたのでしょうか、急に彼が足を止めそっと私の唇に触れました。「何も言わないで」そう言うと彼は優しくキスをし、私を抱きしめました。
夫の時とは違う優しく暖かい愛撫。私は外だと言うことも忘れ彼の温もりを身体中に感じました。どうしてこんなにキモチイイのだろう…彼を愛しているから?終わった瞬間、急に恥ずかしさがこみあげ、我に返りました。
彼のことを愛してる。でもその時、脳裏をよぎったのは夫とのあの激しくも過激なプレイ。あれからあの夜の事が頭から放れない。
そして不覚にも、夫に激しく抱かれ彼とも深く愛し合う…そんな二重生活が始まった。
結局、病院に行ったところ妊娠は間違いだったらしく、あの時彼に告げなかったことにホッと胸を撫で下ろした。告げていたら今のような二重生活は有り得なかっただろうから…
ってのはどうでしょうか?(*´艸`)- 0
06/09/12 00:36:39