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- 延宝
- 20/05/02 09:00:42
米国、WHOへの資金拠出を再開しない可能性を示唆
April 23, 2020
マイク・ポンペオ米国務長官は新型コロナウイルスのパンデミックは世界保健機関(WHO)に抜本的な改革が必要とされていることを浮き彫りにしたと述べ、停止したWHOへの資金拠出について米国は二度と拠出を再開をしない可能性があると警告、さらにはWHOの代替機関の新設にまで言及した。
ポンペオ長官は水曜、フォックス・ニュースとのインタビューの中でWHOには「欠陥」がありそれを修正するために「構造的な改革」が必要であるとの見解を示した。
それはWHO事務局長の交代を意味するのかとの質問に対しポンペオ長官は「それだけではない。米国民の税金を二度とWHOに拠出しない事態になる可能性もある」と述べた。
また木曜に放送されたラジオ番組とのインタビューの中で、WHOの役割が別の組織によって取って代わられる可能性について尋ねられるとポンペオ長官は「我々はまさにその問題について検討しようとしているところだ」と彼は答えこう続けた。
「WHOが組織として正しく機能し、またそこの人間が正しく働くならば、米国は常に主導してその役割の一端を担う」
「だがそれが提供されず、望ましい結果を出すことができない場合、我々は世界中のパートナーと協力して本来の目的を実際に達成できる仕組みを実現する」
その上で「組織が機能していれば、米国は常に主導して役割の一端を担う。だが、望ましい結果を出すことがでいない場合、本来の目標を実際に達成できる構造、形式、ガバナンスのモデルを構築するため、世界のパートナーと協力していくつもりだ」と語った。
トランプ大統領は先週、WHOは「中国中心主義」であり中国の「偽情報」の拡散を助長したと非難した後にWHOへの資金拠出停止を発表した。
WHOはこれを真っ向から否定し、中国も自分たちの情報は透明で開かれていると主張した。
米国はWHOの最大の資金拠出国であり、2019年には4億ドル以上を拠出しWHOの予算の約15％を占めている。
米国の高官は先週ロイター通信に対し、米政府はこれらの資金を他の援助団体に振り向けることができると述べた。
今週水曜、ポンペオ長官は中国政府はWHOの規則に違反して新型コロナウイルスの発生初期段階に情報の迅速な報告を怠ったと米国は確信しているとし、中国の新型コロナ対応を改めて批判した。
さらにポンペオ長官はWHOは規則に従わない加盟国に対し多大な権限を持つにもかかわらずテドロス事務局長はその権限を行使しなかったと批判した。
「中国共産党は彼らがしたことに対して代償を払うことになると私は確信している。米国に関して言えば、我々は必ずそれを支払わせようとするだろう」
「我々はこの問題が再び中国で発生しないようにする必要がある」
フォックス・ニュースとのインタビューの中でポンペオ長官はこう述べた。
またアメリカ合衆国国際開発庁(米国の非軍事の海外援助を行う政府組織)の局長代理は水曜、WHOが適切に運営されているかどうかを評価し、同組織外の代替パートナーを探すと述べた。
ポンペオ長官は米国のWHOへの資金拠出を完全に終わらせる可能性を示唆したが、連邦政府の支出は米国議会が管理しており議会がこれに対抗してWHOへの資金拠出を保証する法律を可決する可能性がある。
ただし議会を通過しても大統領が拒否権を行使することが考えられるため民主党はそれを無効にするために共和党員を含む十分な支持を集める必要がある。
米政権がWHOへの批判を強める中、米国下院では民主党がトランプ政権は自分たちの新型コロナウイルス対応の失態から注意をそらすためにWHOを「スケープゴート」にしようとしていると非難、米国のWHOへの資金拠出停止の決定を即時に撤回するよう求めた。
ロイターの集計によると新型コロナウイルスのパンデミックによる死者は世界中で18万人以上に上り、被害が大きい米国では48,000人近くが亡くなっている。
ソース：米Yahoo!掲載のロイター通信の記事（英語）
https://news.yahoo.com/pompeo-warns-u-may-never-142707611.html
翻訳元
https://kaikore.blogspot.com/2020/04/usa-may-never-restore-who-funds-coronavirus-pandemic.html
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