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>>5856続き
■7.「誇り」とは何か
こうして見ると、韓国の世界でも特異な「反日病」は、自らの「体面(チェミョン)」が守れないために日本へ「恨(ハン)」をぶつけている、という、第二の仮説が成り立ちそうだ。
だとすれば、反日病は韓国の精神構造に根ざしているだけに、わが国がどうこうしようと解決できる問題ではない。
シンシアリーさんの言うように、「距離を置く外交」が正論だろう[1,p220]。
ただ、韓国の病例から「他山の石」として、わが国が学ぶべき事がある。
それは自分の国への「誇り」とは何か、という点である。
シンシアリーさんは言う。
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生きてきながら、誇らしいと思ったことが、何度かあります。
・・・私がこの国に生まれて、この国で有形無形のものを共有し、その中で社会の構成員たちと混ざり合った「恩」という概念のやり取り。その中に誇らしいという感情が見え隠れしているものであって、決して高速道路や空港、YOUTUBEクリック数で国を誇らしいと思ったことはありません。[1,p20]
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日本人が日本を誇らしいと思うのは、世界遺産の数や経済力やノーベル賞の数だけではない。
それらは我が先人たちが国と子孫のために努力してきた結果であって、我々が感謝し、誇りに思うのは、その先人たちの生き様である。
それを「恩」と感じ、誇りとして、どう「恩返し」をするかを考えていけば、我々なりの有意義な生き方が見えてこよう。それが幸福な国民の生き方である。
韓国流の「体面」は他国を見下さなければ成り立たない。
それに対し、世界各国がそれぞれの先祖への恩を基にした誇りであれば、各国なりの誇りを持てるし、互いに尊重しあえる。
それこそ世界平和と友好への道である。
(文責:伊勢雅臣)
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16/01/10 15:08:47