- なんでも
- 長徳
- 19/08/26 10:57:11
目下、逆風に晒されているかに窺える秋篠宮家。それでも、わだかまりを抱えながらご公務に臨まれる眞子さまは、成年皇族としてのお立場を理解されていると拝察するのだが、では妹の佳子さまはと言えば…
「3月にICUを卒業されるにあたり、報道陣にあてたご回答の中で、眞子さまについて『結婚においては当人の気持ちが重要』『姉の一個人としての希望がかなう形になってほしい』などと述べておられ、大いに物議を醸しました」(宮内庁担当記者)
さらに、そのご回答では、
「今後の進路について『大学院への進学は現時点では考えておりません』としながらも『将来の夢は、あくまでも夢ですので、以前と変わらず自分の中で温めておきたい』などと綴られていたのです」
その“夢”が何を指しているのかは詳らかでないものの、ご卒業とともに公的ご活動の機会は増えるとみられていた。が、先ごろこんな一幕があったという。
「7月25日、秋篠宮家をお支えする皇嗣職のトップである加地隆治・皇嗣職大夫の定例レクがあり、ご一家の日程が紹介されたのですが……」
とは、先の記者である。
「7月30日の『明治天皇例祭の儀』に、秋篠宮ご夫妻と眞子さま、佳子さまの4方が参列なさるとあって『久々に佳子さまのご公務がありますが、普段は一体、何をされているのですか』との質問が出たのです」
お出ましはたったの4回
これに大夫は“皆さんにお知らせすべきものはお知らせしている。内親王殿下はお変わりなくお元気です”と応じたのだが、記者からは“就職はされないのですか”との問いが続いたという。
「大夫は『現時点では聞いていません』としたのですが、間を置かずに『大卒の女性が、ご公務の日程がこれだけでは時間を持て余すはず。佳子さまの同級生などは今、社会に出て一番忙しい時なのに、ご本人はどのように過ごされているのか、常々不思議に思っていました』と質され、『元気にお過ごしです』と繰り返すしかありませんでした」(同)
なおも記者から“宮家のお仕事は手伝っておられるのか”と畳みかけられると、
「『公的ご活動の他に何をなさっているかというお話は控えたい』と、大夫は質疑を終えてしまいました。実はこの一連のやり取りでは、辛口のベテラン記者ではなく、佳子さまとさほど年の違わない複数の女性記者が質問を投げかけていました。若い年代の女性として、ご公務になかなかお姿を見せられない佳子さまのご動静に率直な疑問を抱くのは、至極もっともだと思いましたね」(同)
実際に宮内庁のHPで7月の秋篠宮家の「ご日程」を見ると、先の「明治天皇例祭の儀」を含め、佳子さまは公的ご活動にわずか4回しか登場なさっていない。さる宮内庁関係者が言う。
「お立場が大いに異なるとはいえ、長期療養されていた皇太子妃時代の皇后さまの方が、より広くご活動なさっていました。ご公務の担い手の減少が懸念される折、就職も進学もされていない成年皇族としては、やはり少々寂しい状況です。現在は、9月に予定されているオーストリアとハンガリーご訪問の準備をなさっているのかもしれませんが、であればそう説明すべきです。ことさらにお過ごしようを伏せれば、かえって疑念を募らせることになりかねません」
前述した3月の「ご回答」では、メディアについて、
〈情報の信頼性や情報発信の意図などをよく考えることが大切〉
と、お姉さまに関する報道にクギを刺された佳子さま。よもやお姿を見せないのが、ご自身の“意図”ではなかろうが……。
「週刊新潮」2019年8月15・22日号 掲載
- 2 いいね