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- 19/01/21 16:32:51
静岡・浜松市の浜松医科大学医学部附属病院では10代の急性内斜視の患者が3年前と比べて3倍に増えているという。
この病院に通う高校1年生の純一さん(仮名・16)は2018年の夏、急性内斜視と診断された。左目の瞳が内側に寄り、少し離れたものが二重に見えてしまう。
純一さんは中学1年生の時からスマホを持ち始めた。最も長時間使っていた頃は、朝7時半に起きたらすぐにスマホ、帰宅後も食事と入浴の時間以外はほとんどスマホと25時に寝るまで6時間以上スマホを使っていた。
スマホを持って1年、離れたものが二重に見えるようになったが、ただ目が悪くなっただけだと思っていた。しかし高1の時に友人から「お前左目が内側に寄ってない?」と言われたことがきっかけで急性内斜視と発覚。今は2か月に1度通院し、スマホの使用時間を減らすよう指導を受けている。
日本弱視斜視学会の佐藤美保理事長はスマホならではの特性が急性内斜視を引き起こすおそれがあると指摘する。
「スマホは文字も画面も小さいので非常に顔を近付けて見ることが多い。小さい画面を長時間見るので、その間ほとんど目が動かない。ずっと近くのものに固定した状態で見るので、瞳も固定されてしまいます」
30分スマホを見たら5分間は目を離し休憩中は遠くを見るようにするのが予防策となる
遠くのものが二重に見えると子供が訴えたら、または片方の目でものを見ていると親など周囲の人が気付いたら、急性内斜視の可能性がある。
日本弱視斜視学会や日本小児眼科学会のホームページで、斜視に詳しい全国の病院が紹介されているので、気になる症状がある人はチェックを。
(J-CAST 01/21 12:40)
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